小説の文字数をページ数に換算
小説の文字数が、印刷した本で何ページになるか。実際に組版したページで測った数値で計算します。
- 組版して実測
- 8種のインチ判
- 原稿用紙換算も
原稿の長さ
単位
文章の種類
判型
本の言語
文字の大きさ
章の数
各章は新しいページから始まります
印刷時のページ数
約148ページ
136〜156ページ(地の文が多い〜会話が多い)
本文1ページに708字
- 原稿用紙(400字詰め)の枚数
- 250
ご自身の本の正確なページ数を知るには
Story-AIの本の執筆機能で本を書くか原稿をインポートすると、「出版準備」ステップで、選んだ判型で本全体を組版し、実際のページ数と背幅を表示します。
1ページに入る小説の文字数
Story-AIの組版で実測:日本語の横組み、8種の判型、3種の文章、標準の文字の大きさ。
Story-AIの組版で横組みにした日本語の小説は、標準の文字の大きさで、5×8〜6×9インチの1ページに約535〜761字入ります。会話の多い5×8インチのページで約535字、地の文が詰まった6×9インチのページで約761字。一般的な小説なら、5×8インチで約560字、6×9インチで約708字です。
これはStory-AIが独自に測った数値です。パブリックドメインの見本21点(うち日本語は青空文庫の3点)を、Story-AIの組版エンジンを使い、すべての判型・文字の大きさで組んで、本文で埋まったページに入る量を数えました。
6×9インチ(152.4×228.6mm)のページなら、会話が多い文章で約670字、一般的な小説で約708字、地の文が多い文章で約761字。このページで小説の文字数をページ数に換算する結果は、すべてこの数値から出しています。
測定には、Story-AIが数える語数を使いました(文章を単語に区切った数で、日本語はJavaScriptの単語分割機能Intl.Segmenterで区切ります)。日本語は、見本ごとに実測した1語あたりの文字数(一般的な小説で1.74字)で文字数に直しています。下の表も計算機も、この換算で文字数を出します。
文章の種類は、ジャンルではなく段落の長さで決まります。1段落の平均が約100字より短ければ会話が多い文章です。短いセリフの行は行末が空くので、1ページに入る文字が減ります。『吾輩は猫である』(1段落平均約80字)がこれにあたります。約100〜190字なら一般的な小説、それより長ければ地の文が多い文章で、『古寺巡礼』(約280字)がこれにあたります。
縦組みの文庫は、印刷所の目安で1ページに最大で約570〜756字です(ホープツーワン)。実際の本では改行や会話で空きが出るので、1ページの字数はそれより少なくなります。
英語圏の本については、米国の自費出版情報サイトKindlepreneurが900人以上の著者に行った調査で、Amazonで売られている本の1ページあたりの語数は、小説で平均280語、ノンフィクションで233語でした。本全体の平均には扉や章の始まり、途中で終わるページも含まれるので、本文で埋まったページより少なくなります。
| 判型(インチ) | 会話が多い | 一般的な小説 | 地の文が多い |
|---|---|---|---|
| 5 × 8 | 535 | 560 | 592 |
| 5.06 × 7.81 | 536 | 560 | 588 |
| 5.25 × 8 | 576 | 600 | 636 |
| 5.5 × 8.5 | 576 | 600 | 636 |
| 6 × 9 | 670 | 708 | 761 |
| 6.14 × 9.21 | 720 | 757 | 814 |
| 7 × 10 | 844 | 908 | 976 |
| 8.5 × 11 | 1,012 | 1,134 | 1,241 |
300ページまでの本の、本文で埋まったページの数値です。それより長い本は、KDPの規定で内側マージン(ノド)が広くなるため、1ページの文字数が2〜8%減ります。ほかの文字の大きさと、日本語以外の6言語は、上の計算機で選べます。
小説の文字数をページ数に換算する4ステップ
計算機と同じ計算を、手で計算する方法です。
- 1
小説の文字数を数える
Wordの「文字カウント」などで原稿の文字数を確かめます。日本語の文章なら、スペースを含めても含めなくても数はほとんど変わりません。このページの計算機は最初から単位が「文字数」になっているので、数えた文字数をそのまま入力できます。
- 2
1ページの文字数を調べる
上の表で、判型と文章の種類に合う1ページの文字数を探します。6×9インチ、文字の大きさ「標準」の一般的な小説なら約708字です。文章の種類は、段落の平均の長さで選びます。
- 3
割り算で本文のページ数を出す
小説の文字数÷1ページの文字数=本文のページ数です。300ページを超える本は、KDPの規定で内側マージン(ノド)が広くなり、1行が短くなります。1ページの文字数は300ページを超えると2%、500ページを超えると6%、700ページを超えると8%減るので、その分小さい数で割ります。
- 4
章と前付けのページを足す
章はそれぞれ新しいページから始まり、最後のページは途中で終わります。そのため判型と文字の大きさに応じて、1章ごとに0.81〜1.03ページ増えます(下の例では0.9)。扉、著作権表示ページ、献辞、目次で6ページ。最後に、KDPと同じく偶数に切り上げます。
ページ数=小説の文字数÷1ページの文字数+章の数×0.9+6(偶数に切り上げ)
10万字は何ページ? 小説の文字数別のページ数
1冊の長さとしてよく挙がる文字数が、3つの判型で何ページになるかを、原稿用紙の枚数とあわせて一覧にしました。
小説の文字数が10万字(原稿用紙250枚)なら、横組みの本文は5×8インチで180ページ、6×9インチで142ページです(文章の種類は「一般的な小説」)。8万字なら144ページと114ページ、15万字なら268ページと212ページになります。
| 文字数 | 5 × 8 | 5.5 × 8.5 | 6 × 9 | 原稿用紙(400字詰め) |
|---|---|---|---|---|
| 10,000 | 18 | 18 | 16 | 25 |
| 20,000 | 36 | 34 | 30 | 50 |
| 30,000 | 54 | 50 | 44 | 75 |
| 40,000 | 72 | 68 | 58 | 100 |
| 50,000 | 90 | 84 | 72 | 125 |
| 60,000 | 108 | 100 | 86 | 150 |
| 80,000 | 144 | 134 | 114 | 200 |
| 100,000 | 180 | 168 | 142 | 250 |
| 120,000 | 216 | 200 | 170 | 300 |
| 150,000 | 268 | 250 | 212 | 375 |
| 200,000 | 366 | 342 | 284 | 500 |
| 250,000 | 458 | 428 | 362 | 625 |
| 300,000 | 568 | 514 | 436 | 750 |
本文のページだけの数です。章の始まりはこれらの判型で1章あたり約0.81〜0.96ページ、前付けは6ページ増えるので、10万字を20章に分けると6×9インチで166ページになります(本文だけなら142ページ)。会話が多いとページは増え、地の文が多いと減ります。原稿用紙の列は、文字数を400で割って切り上げた枚数です。
原稿用紙換算:小説の文字数を400字詰めの枚数に
原稿用紙の枚数と文字数、本のページ数の対応と、文庫・新書の目安。
日本では、原稿の長さを400字詰め原稿用紙の枚数で言うことがよくあります。1行20字×20行の400字詰めがいちばん広く使われている形で、文芸の分野では原稿料も400字詰め1枚を単位に計算します。特に断らずに「何枚」と言えば、400字詰めに換算した枚数のことです(Wikipedia:原稿用紙)。
いちばん簡単な原稿用紙換算は、文字数を400で割る方法です。10万字なら250枚、8万字なら200枚。下の表では、原稿用紙の枚数を文字数と横組みの本のページ数に直しています。原稿用紙100枚(4万字)なら5×8インチで本文72ページ、6×9インチで58ページ。300枚(12万字)なら216ページと170ページです。
ただし、この方法では改行や字下げで空くマスを数えません。実際に原稿用紙の書式で書くと枚数は多めになり、会話や改行の多い原稿ほど、その差は大きくなります。新人賞の応募規定にも、原稿用紙換算の枚数で長さを決めるものがあります(下の「小説の文字数の目安」)。
文庫や新書の1ページに入る字数は、判型と版面(1行の字数×行数)しだいです。同人誌印刷所のホープツーワンによると、縦書きの文庫は1行38〜42字×15〜18行で、1ページに最大で約570〜756字。新書は1行39〜43字×14〜16行です(ホープツーワン)。冊子印刷のブックホンでは、文庫(A6)のテンプレートが1段組43字×16行(8ポイント)で、1ページ約700字です(ブックホン)。
実際の本では、改行や会話で空きが出るぶん、1ページの字数は最大字数より少なくなります。ホープツーワンは10万字の小説を文庫で約230ページとしていて、10万字÷230ページで1ページ約435字になる計算です。
ホープツーワンとブックホンの数字は、どちらも印刷所の目安で(ホープツーワンは縦書きの場合として示しています)、Story-AIの測定ではありません。Story-AIの組版は横組みだけで、判型もkdp.amazon.comのインチ判なので、文庫・新書・四六判で何ページになるかは計算できません。
米国には、タイプした英文原稿を「ダブルスペース(行間2行)で1ページ250語」と数える習慣があります。タイプライターでは10字がちょうど1インチで、1ページがおよそ25行だったことから来た目安で(William Shunn、英語)、今の米国の出版社はコンピューターで数えた語数を使います。日本語の原稿には当てはまりません。計算機で本の言語を英語などにすると、この換算も表示されます。
| 原稿用紙(400字詰め) | 文字数 | 5 × 8 | 5.5 × 8.5 | 6 × 9 |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 2,000 | 4 | 4 | 4 |
| 10 | 4,000 | 8 | 8 | 6 |
| 20 | 8,000 | 16 | 14 | 12 |
| 30 | 12,000 | 22 | 20 | 18 |
| 50 | 20,000 | 36 | 34 | 30 |
| 100 | 40,000 | 72 | 68 | 58 |
| 200 | 80,000 | 144 | 134 | 114 |
| 300 | 120,000 | 216 | 200 | 170 |
| 500 | 200,000 | 366 | 342 | 284 |
ページ数から文字数へ:200・300・400ページの本は何文字?
目標のページ数から、書くべき小説の文字数を逆算します。
6×9インチの横組みで、一般的な小説の本文200ページを埋めるのは約141,600字、300ページで約212,400字、400ページで約276,300字です。5×8インチなら、同じページ数に約112,000字、168,000字、218,700字入ります。計算機を「ページ数→文字数」に切り替えると、どの設定でも逆算できます。
| ページ数 | 5 × 8 | 5.5 × 8.5 | 6 × 9 |
|---|---|---|---|
| 100 | 56,000 | 60,000 | 70,800 |
| 150 | 84,000 | 89,900 | 106,100 |
| 200 | 112,000 | 120,000 | 141,600 |
| 250 | 140,000 | 149,900 | 176,900 |
| 300 | 168,000 | 180,000 | 212,400 |
| 350 | 191,200 | 204,900 | 241,800 |
| 400 | 218,700 | 234,200 | 276,300 |
| 500 | 273,300 | 292,800 | 345,500 |
完成した本に入る文字数は、ページ数から想像するより少なくなります。章の始まりや前付けもページを使うからです。6×9インチ・300ページで20章、前付けありの小説なら、入るのは約195,400字。300ページを超える本の数値には、KDPの広い内側マージンを反映しています。
小説の文字数の目安:新人賞の規定と英語圏の基準
日本では新人賞が原稿用紙の枚数や1ページの字詰めで長さを決め、英語圏では語数が目安になります。
小説の文字数に、出版社共通の決まりはありません。目安になるのは新人賞の応募規定で、下に2026年11月3日時点の募集要項から3つ挙げます(規定は回ごとに変わるので、応募前に最新の要項を確かめてください)。ページ数は表と同じ6×9インチ・横組みの本文です。英語圏の目安は英語の語数なので、日本語の文字数には換算できず、ページ数も付けていません。
小説すばる新人賞(エンターテインメント小説)
A4判に1行40字×30行の縦組みで66〜167枚、原稿用紙換算で200〜500枚程度です(第40回の募集要項)。規定の枚数は改行で空いたマスも含むので、文字数にすると最大で約8万〜20万字、6×9インチの本文で最大約114〜284ページです。
すばる文学賞
原稿用紙換算で100枚程度から300枚まで。原稿はA4判に1行30字×40行を目安に縦組みにします(第51回の募集要項)。文字数にすると最大で約4万〜12万字、6×9インチの本文で最大約58〜170ページです。
電撃小説大賞
長編はワープロ原稿で1ページ42字×34行、80〜130ページ。カクヨムからの応募は10万〜15万字で完結していることが条件です(第34回の応募要項)。短編は15〜30ページ、カクヨムなら1万〜3万字。長編の10万〜15万字は、6×9インチで本文約142〜212ページです。
英語圏の長編小説
英語圏では、エージェント(作家の代理人)が原稿の長さを語数で見ます。米国のWriter's Digestは、純文学、一般文芸、女性向け小説、ロマンス、ミステリー、サスペンス、スリラー、ホラーについて、80,000〜89,999語を「100%安全な範囲」とし、71,000〜109,000語でも通用するとしています。SF・ファンタジーは100,000〜115,000語。SF・ファンタジー以外のジャンルでは、110,000語以上を長すぎるとしています。
英語圏のYA・児童書
同じくWriter's Digestによると、YA(ヤングアダルト)小説は55,000〜79,999語、小学校高学年向けの小説は20,000〜55,000語です。年少の読者向けの本なら、計算機で文字の大きさを「大きめ」にしてみてください。ページ数が約18%増えます。
英語圏の短編・中編
米国のSF・ファンタジー作家協会(SFWA)のネビュラ賞の規定では、7,500語未満が短編、7,500〜17,499語が中編(ノヴェレット)、17,500〜39,999語が中長編(ノヴェラ)、40,000語以上が長編です。Story-AIの短編小説作成では、アイデアから短編を書けます。
絵本
英語圏の絵本は、Writer's Digestによると500〜600語がよい長さで、1,000語に近づくと編集者やエージェントに敬遠されがちです。絵本のページ数は文字の量ではなく絵で決まるので、文字数からのページ数換算は当てはまりません。
小説の文字数が足りないときは、小説の続きを書くAIが、貼り付けた物語や保存した物語の続きを書きます。物語を1パートずつ長くしていけます。
小説の文字数が同じでもページ数が変わる理由
同じ原稿でも、組み方しだいでページ数は大きく変わります。
10万字の本文は、地の文が多い文章を6×9インチで組むと132ページ、会話が多い文章を5×8インチで組むと188ページになります。同じ文字数で、紙が42%増えるわけです。小説の文字数からページ数を出すとき、結果を左右する要素をそれぞれ実測しました。
段落の長さ
会話の多い文章は段落が短く、行の途中で改行されるので、行末に空きが残ります。同じ判型と文字の大きさで、1ページに入るのは会話が多い文章で約670字、地の文が多い文章で約761字と、14%の差があります。どちらに近いかは、段落の平均の長さでわかります。
判型
6×9インチのページには一般的な小説が約708字、5×8インチのページには約560字入るので、小さい判型ではページ数が26%増えます。5.5×8.5インチはその間で、約600字です。5×8インチ(127×203.2mm)は四六判(127×188mm)と同じ幅でやや縦長、5.5×8.5インチ(139.7×215.9mm)はA5判(148×210mm)より少し細長い判型です。大きさの見当をつける目安で、四六判やA5判で何ページになるかを出すものではありません。
文字の大きさ
6×9インチの一般的な小説で、1ページに入るのは「小さめ」で約785字、「標準」で約708字、「大きめ」で約600字。「大きめ」にするとページ数が18%増えます。本の執筆機能の組版で選べる3種の大きさです。
フォント
日本語の本文(かな・漢字)のページ数は、フォントでは変わりません。Story-AIの組版では、かな・漢字はどの本文のフォントを選んでもNoto Sans JP(ゴシック体)で組むからです。選んだフォントが使われるのは、欧文と数字だけです。英語の本文では字幅が違い、Libre Baskervilleで組むとEB Garamondよりページ数が32%増えました。
章と前付け
章が1つ増えるごとに、ページ数は0.81〜1.03ページ増えます。章の1ページ目は見出しの分だけ本文が下がり、最後のページは途中で終わるからです。20章で約18ページ、扉・著作権表示ページ・献辞・目次で6ページ増えます。
本の厚さ
本が厚くなるほど、KDPは広い内側マージン(ノド)を求めるので、1行が短くなります。1ページの文字数は300ページを超えると2%、500ページを超えると6%、700ページを超えると8%減ります。どの段階も、英語の見本を組版して実測しました。
言語
言語によって、1ページに入る量は変わります。6×9インチの一般的な小説で、英語なら417語、ドイツ語なら362語、日本語なら約708字。計算機では本の言語を選べ、言語ごとに見本を測っています。
横組みと縦組み
Story-AIの組版は横組みだけです。日本の小説の多くは縦組みで、文庫は判型も小さいため、ページ数はここで出る数より多くなります。印刷所の目安では、文庫で10万字が約230ページです(このページの計算では、本文だけで6×9インチが142ページ、5×8インチが180ページ)。新書や四六判などの縦組みの本は、印刷所や出版社の版面(1行の字数×行数)をもとに見積もってください。
測っていないもの
ルビ(ふりがな)、画像、表、小見出し、注や索引などの後付けは、見本に入っていません(青空文庫の見本からはルビと注記を除いています)。そのページは別に足すか、本そのものを組版して正確な数を確かめてください。
組版した2ページ:会話が多い文章と地の文が多い文章


Kindle本のページ数とKENP
電子書籍のページ数について、Amazonが説明していることと、していないこと。
電子書籍には決まったページがありません。読む人が文字の大きさやフォントを選ぶので、1画面に入る文字数が変わるからです。そのため、この計算機は印刷する判型だけを扱い、Kindle本のページ数は出しません。
Kindle+(Amazonの読み放題サービス、旧Kindle Unlimited)では、AmazonがKENP(Kindle Edition Normalized Pages)でページ数を数えます。KENPは、形式、ジャンル、端末、表示設定に左右されずに電子書籍のページ数を決めるためのものです。フォント、行の高さ、行間などの標準的な書式設定で計算され、画像も数に入ります(KDPヘルプ:KENP、英語)。
Kindle+の分配金は、読まれたページ数の合計に占める割合で決まります(KDPヘルプ:Kindle+でのロイヤリティ)。KDPが数える既読KENPは、1冊につき読者1人あたり最大3,000ページです。1KENPが何字にあたるかはAmazonが公表していないので、Story-AIでも推定しません。ネットで見かける換算の比率は、Amazonの数字ではありません。
KDPペーパーバックのページ数:上限と下限、背幅、印刷コスト
換算したページ数をKDPに持っていく前に確かめたいこと。
kdp.amazon.comの判型(このページのインチ判)では、ペーパーバックは24ページから印刷でき、標準カラーは72ページからです。上限はほとんどの判型で白い用紙が828ページ、クリーム色の用紙が776ページ、8.5×11インチは白い用紙で590ページまで。標準カラーは600ページまで、ハードカバーは75〜550ページです(KDPヘルプ:印刷オプション、判型、裁ち落とし、マージンの設定)。ページ数はどれも偶数に切り上げられます。
ただし、標準カラーは現在Amazon.co.jpでは利用できず、ハードカバーはkdp.amazon.co.jpでは出版できません(判型、裁ち落とし、マージンの設定)。日本語の本は、どのマーケットプレイスでもKDPでは電子書籍とペーパーバックだけです(本向けにサポートされる言語)。
kdp.amazon.co.jpの判型は、四六判(12.7×18.8cm)、B6判(12.8×18.2cm)、A5判(14.8×21.0cm)など12種類で、このページのインチ判とは別の一覧です。上限は、最も大きい2つの判型を除いて同じ828ページと776ページです(印刷オプション)。このページの表と計算機はkdp.amazon.comのインチ判で計算していて、四六判やA5判は選べません。
背幅は、ページ数×1ページの厚さです。厚さは1ページあたり、白い用紙が0.0572mm(0.002252インチ)、クリーム色の用紙が0.0635mm(0.0025インチ)です(KDPヘルプ:ペーパーバックの表紙の作成)。上の計算例の166ページなら、背幅は白い用紙で9.50mm、クリーム色の用紙で10.54mmです。背表紙に文字を入れるには、KDPのヘルプによると79ページ以上が必要で、ページ数は偶数なので実際には80ページからです。
印刷コストもページ数で決まります。Amazon.co.jpで黒インクのペーパーバック(標準判)は、110ページまでは1冊422円、それを超えると206円+1ページ2円です(KDPヘルプ:ペーパーバックの印刷コスト、2026年11月3日確認)。印刷コストはロイヤリティから差し引かれます。166ページの計算例なら538円で、大判はさらに高くなります(6×9インチは標準判です。大判は幅155.5mmか高さ228.6mmを超える判型)。
上の計算機は、結果に合わせて白い用紙とクリーム色の用紙の背幅をmmで表示し、判型ごとのKDPの上限を超えるときや24ページ未満のときは注意を出します。全表紙のサイズとテンプレートは、ページ数をKDP表紙サイズ計算ツールに持っていくと作れます。この計算機の判型はインチ判なので、リンク先の計算ツールはマーケットプレイスがAmazon.comの状態で開きます。
1ページの文字数の測り方
2026年11月2日に組版し、数えて、検証しました。
Story-AIの本の執筆機能が「出版準備」ステップで使っている組版エンジンで、パブリックドメインの見本21点を組みました。7言語それぞれ3種の文章で、1点あたり約24,000語(1点だけ17,359語)。日本語は青空文庫の夏目漱石『吾輩は猫である』『三四郎』、和辻哲郎『古寺巡礼』です。
テーマは「クラシック」(本文のフォントはEB Garamond、日本語の文字はNoto Sans JP)、章は改丁せず、改ページで始める設定で、画像はありません。見本は8種の判型と3種の文字の大きさのすべてで、全体と、前半・後半に分けたものを組みました。本文のページ数は「全体×2−前半−後半」で出すので、扉、章の始まり、最後のページの空きが打ち消し合います。ページは行単位まで数えています。
章の始まり、前付け、300ページを超えたときのKDPの広い内側マージンは、英語の見本で別に測り、どの言語にも同じ値を使っています。6種のフォントの差も英語の本文で測ったもので、日本語のかな・漢字には当てはまりません(上の「フォント」)。1語あたりの文字数は、ページを測ったのと同じ各言語の見本から出しているので、文字数や原稿用紙の枚数は、固定の比率ではなく、本の言語と文章の種類ごとの実測値で換算しています。
次に、この方法を3冊の本で確かめました。実際の章立てと前付けをつけて組版すると、予測との差はどれも3.3%以内。夏目漱石『坊っちゃん』(11章)は、予測135ページに対して、組版の結果は134ページでした。
3冊での検証は、規模としては小さなものです。ごく短い章が多い本や、小見出し、箇条書き、詩、画像の多い本では、差が大きくなることがあります。日本語の本文は横組みで、段落の頭を1字下げ(かぎかっこで始まる段落は下げません)、行送りは文字の大きさの1.75倍。縦組みや、出版社ごとの版面とは違います。ご自身の原稿の正確なページ数は、下のように本そのものを組版して確かめてください。
| 言語 | 文章の種類 | 見本 | 語数 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 会話が多い | Agatha Christie『The Mysterious Affair at Styles』 | 24,048 |
| 英語 | 一般的な小説 | Edith Wharton『The Age of Innocence』 | 24,012 |
| 英語 | 地の文が多い | Henry David Thoreau『Walden』 | 24,327 |
| ドイツ語 | 会話が多い | Heinrich Mann『Die kleine Stadt』 | 24,018 |
| ドイツ語 | 一般的な小説 | Thomas Mann『Buddenbrooks』 | 24,035 |
| ドイツ語 | 地の文が多い | Franz Kafka『Der Prozess』 | 24,173 |
| フランス語 | 会話が多い | Alexandre Dumas『Le Comte de Monte-Cristo (tome I)』 | 24,018 |
| フランス語 | 一般的な小説 | Émile Zola『Germinal』 | 24,035 |
| フランス語 | 地の文が多い | Marcel Proust『Du côté de chez Swann』 | 24,031 |
| スペイン語 | 会話が多い | Miguel de Unamuno『Niebla』 | 24,012 |
| スペイン語 | 一般的な小説 | Vicente Blasco Ibáñez『Los cuatro jinetes del Apocalipsis』 | 24,081 |
| スペイン語 | 地の文が多い | Miguel de Unamuno『Del sentimiento trágico de la vida』 | 24,013 |
| ポルトガル語 | 会話が多い | Júlia Lopes de Almeida『A Intrusa』 | 24,063 |
| ポルトガル語 | 一般的な小説 | Aluísio Azevedo『O Cortiço』 | 24,003 |
| ポルトガル語 | 地の文が多い | Joaquim Nabuco『Minha formação』 | 24,010 |
| トルコ語 | 会話が多い | Ömer Seyfettin『Hikayeler (seçme)』 | 24,027 |
| トルコ語 | 一般的な小説 | Halit Ziya Uşaklıgil『Aşk-ı Memnu (1.–3. bölüm)』 | 17,359 |
| トルコ語 | 地の文が多い | Mustafa Kemal Atatürk『Nutuk』 | 24,122 |
| 日本語 | 会話が多い | 夏目漱石『吾輩は猫である』 | 24,013 |
| 日本語 | 一般的な小説 | 夏目漱石『三四郎』 | 24,026 |
| 日本語 | 地の文が多い | 和辻哲郎『古寺巡礼』 | 24,063 |
| 本 | 組版したページ数 | 予測 | 誤差 |
|---|---|---|---|
| Pride and Prejudice | 350 | 360 | 2.9% |
| Frau Jenny Treibel | 180 | 186 | 3.3% |
| 坊っちゃん | 134 | 135 | 0.7% |
小説の文字数の換算から、完成した本へ
計算機の数字は見積もりです。正確なページ数は、ご自身の本を組版するとわかります。
小説の文字数を換算すれば、おおよそ何ページになるかはわかります。正確な数を知るには、本そのものを組版するのがいちばんです。Story-AIの本の執筆機能では、「出版準備」ステップの出版前チェックで、選んだ判型、フォント、文字の大きさで本全体を組版し、ページ数と背幅を表示します。このチェックはどのプランでも無料です。
本の執筆機能では、1章ずつ書くことも、Wordの原稿をインポートすることもできます。インポートは原稿3,000語(日本語で約5,200字)ごとに1クレジット(端数は切り上げ)で、10万字(約57,500語)の原稿ならおよそ20クレジットです。本の執筆機能には無料のアカウントが必要ですが、この計算機は登録なしで使えます。
最初の2章分は、透かし入りのプレビューで無料で確認できます。印刷用の本文PDF、ペーパーバックの全表紙(裏表紙・背表紙・表表紙)、EPUB、電子書籍の表紙は、1冊につき1回60クレジットでロック解除でき、PremiumプランとProfessionalプラン、またはクレジットパックのPlus・Pro・Maxで利用できます。ファイルは横組みで、判型はkdp.amazon.comのインチ判です。KDPへは、ご自身でアップロードします。
本を書き始める小説の文字数とページ数のよくある質問
10万字の小説は何ページになりますか?
横組みの一般的な小説なら、本文が6×9インチで約142ページ、5.5×8.5インチで168ページ、5×8インチで180ページです。20章に分けて前付けをつけると、6×9インチで166ページ(地の文が多い文章から会話が多い文章まで154〜174ページ)。原稿用紙なら250枚です。縦組みの文庫なら、印刷所の目安で約230ページです。
本の1ページに入る小説の文字数は?
Story-AIの測定では、横組みの一般的な小説を標準の文字の大きさで組むと、本文で埋まった1ページに5×8インチで約560字、6×9インチで約708字入ります。会話が多い文章では少なく(約535字と670字)、地の文が多い文章では多くなります(約592字と761字)。
文庫本の1ページは何文字ですか?
同人誌印刷所のホープツーワンによると、縦組みの文庫は1行38〜42字×15〜18行で、最大で約570〜756字です。実際の本は改行や会話で空きが出るので少なく、同社は10万字の小説を文庫で約230ページとしています(1ページあたりに直すと約435字)。どちらも印刷所の目安で、Story-AIの組版は縦組みに対応していません。
原稿用紙換算とは何ですか?
原稿の長さを、400字詰め原稿用紙(20字×20行)の枚数で表すことです。文芸の分野では、特に断らずに「何枚」と言えば400字詰めの枚数を指します。計算機は文字数を400で割るので、10万字は250枚、8万字は200枚。改行で空くマスは数えないため、実際に原稿用紙の書式で書くと枚数は増えます。
5万字は何ページですか?
横組みの一般的な小説なら、本文が6×9インチで約72ページ、5.5×8.5インチで84ページ、5×8インチで90ページです。10章に分けて前付けをつけると、6×9インチで86ページ。400で割ると原稿用紙125枚で、すばる文学賞の規定(100枚程度から300枚まで)の範囲です。
300ページの本は何文字ですか?
6×9インチの横組みなら、一般的な小説の本文300ページに約212,400字入ります。5.5×8.5インチなら約180,000字、5×8インチなら約168,000字。20章で前付けをつけると、6×9インチの300ページに入るのは約195,400字に減ります。会話が多い文章なら少なく、地の文が多い文章なら多く入ります。
小説の文字数はどのくらいが目安ですか?
決まった長さはなく、新人賞の規定が目安になります。小説すばる新人賞は原稿用紙換算で200〜500枚程度(文字数にすると最大で約8万〜20万字)、すばる文学賞は100枚程度から300枚まで、電撃小説大賞の長編はカクヨムなら10万〜15万字です(2026年11月3日時点の募集要項)。英語圏では、Writer's Digestが多くのジャンルの長編に80,000〜89,999語を勧めています。
Wordのページ数と本のページ数が違うのはなぜですか?
Wordの1ページに入る字数は、ページ設定(用紙サイズと「文字数と行数」)で決まるからです。たとえば小説すばる新人賞の規定どおりA4判・40字×30行にすると、1ページ最大1,200字で、6×9インチの本のページ(一般的な小説で約708字)よりかなり多く入ります。10万字なら、この設定でも少なくとも84枚になります。本では章ごとに新しいページから始まり、改行や会話でも空きが出ます。Wordのページ数ではなく、文字数からページ数に換算してください。
縦組みの文庫や新書のページ数も計算できますか?
できません。Story-AIの組版は横組みだけで、判型もkdp.amazon.comのインチ判なので、このページで小説の文字数から出す数値はすべて、横組みで実測した値にもとづいています。縦組みの本は、版面の字数×行数と実際の詰まり具合で決まります。文庫なら、10万字で約230ページという印刷所の目安があります。
KDPペーパーバックのページ数の上限と下限は?
ペーパーバックは24ページから、標準カラーは72ページからです。上限はほとんどの判型で白い用紙が828ページ、クリーム色の用紙が776ページで、最も大きい判型ではそれより少なくなります。標準カラーは600ページまで、ハードカバーは75〜550ページ。ただし、標準カラーは現在Amazon.co.jpでは利用できず、日本語の本はKDPではハードカバーにできません(電子書籍とペーパーバックのみ)。KDPはページ数を偶数に切り上げます。
ページ数で印刷コストは変わりますか?
変わります。Amazon.co.jpで黒インクのペーパーバック(標準判)は、110ページまで1冊422円、それを超えると206円+1ページ2円で(2026年11月3日確認)、300ページなら806円です。印刷コストはロイヤリティから差し引かれます。ページが増えるほど背幅も広がり、白い用紙なら1ページ0.0572mmずつです。
Kindle本は何ページになりますか?
決まったページ数はありません。読む人が文字の大きさを選ぶからです。Kindle+(旧Kindle Unlimited)では、AmazonがKENP(Kindle Edition Normalized Pages)を標準的な書式設定で数え、画像も含めます。1KENPが何字にあたるかはAmazonが公表していないので、Story-AIでも推定しません。
フォントでページ数は変わりますか?
日本語の本文(かな・漢字)では変わりません。Story-AIの組版では、かな・漢字はどのフォントを選んでもNoto Sans JPで組み、選んだフォントは欧文と数字にだけ使うからです。英語の本文では変わります。一般的な小説の1ページにEB Garamondなら417語、Libre Baskervilleなら317語入り、同じ本でもLibre Baskervilleのほうがページ数が約32%多くなります。
出典
- Wikipedia:原稿用紙:400字詰め(20字×20行)、原稿料の単位、「何枚」の意味。
- ホープツーワン:同人小説の文字数はどれくらい?とブックホン:同人小説のレイアウト:文庫・新書の行数と字数、10万字が文庫で何ページになるか(印刷所の目安)。
- 小説すばる新人賞、すばる文学賞、電撃小説大賞 応募要項:応募作の長さ。
- William Shunn: The old rule of thumb for estimating word count is obsolete:米国の「1ページ250語」(英語)。
- Kindlepreneur: How many words per page in a book?:900人以上の著者への調査(英語)。
- Writer's Digest: Word count for novels and children's books:英語圏のジャンル別の長さ(英語)。
- SFWA: Nebula rules:短編、中編、中長編、長編の区分(英語)。
- KDPヘルプ:印刷オプション、判型、裁ち落とし、マージンの設定、ペーパーバックの表紙の作成、ペーパーバックの印刷コスト、本向けにサポートされる言語:ページ数の上限と下限、Amazon.co.jpで使えない仕様、背幅、印刷コスト。
- KDPヘルプ:Kindle Edition Normalized Page(英語)とKindle+でのロイヤリティ:KENPとKindle+。
- 見本:Project Gutenberg、Wikisource、青空文庫。それぞれ見本の表からリンクしています。2026年11月2日に測定。
出典は2026年11月3日に確認しました。