小説の文字数をページ数に換算

小説の文字数が、印刷した本で何ページになるか。実際に組版したページで測った数値で計算します。

  • 組版して実測
  • 8種のインチ判
  • 原稿用紙換算も

原稿の長さ

単位

文章の種類

判型

本の言語

文字の大きさ

章の数

各章は新しいページから始まります

印刷時のページ数

約148ページ

136〜156ページ(地の文が多い〜会話が多い)

本文1ページに708字

原稿用紙(400字詰め)の枚数
250
KDPの背幅
白い用紙で8.47mm・クリーム色の用紙で9.40mm
このページ数の表紙サイズ →

ご自身の本の正確なページ数を知るには

Story-AIの本の執筆機能で本を書くか原稿をインポートすると、「出版準備」ステップで、選んだ判型で本全体を組版し、実際のページ数と背幅を表示します。

本を書き始める

1ページに入る小説の文字数

Story-AIの組版で実測:日本語の横組み、8種の判型、3種の文章、標準の文字の大きさ。

Story-AIの組版で横組みにした日本語の小説は、標準の文字の大きさで、5×8〜6×9インチの1ページに約535〜761字入ります。会話の多い5×8インチのページで約535字、地の文が詰まった6×9インチのページで約761字。一般的な小説なら、5×8インチで約560字、6×9インチで約708字です。

これはStory-AIが独自に測った数値です。パブリックドメインの見本21点(うち日本語は青空文庫の3点)を、Story-AIの組版エンジンを使い、すべての判型・文字の大きさで組んで、本文で埋まったページに入る量を数えました。

6×9インチ(152.4×228.6mm)のページなら、会話が多い文章で約670字、一般的な小説で約708字、地の文が多い文章で約761字。このページで小説の文字数をページ数に換算する結果は、すべてこの数値から出しています。

測定には、Story-AIが数える語数を使いました(文章を単語に区切った数で、日本語はJavaScriptの単語分割機能Intl.Segmenterで区切ります)。日本語は、見本ごとに実測した1語あたりの文字数(一般的な小説で1.74字)で文字数に直しています。下の表も計算機も、この換算で文字数を出します。

文章の種類は、ジャンルではなく段落の長さで決まります。1段落の平均が約100字より短ければ会話が多い文章です。短いセリフの行は行末が空くので、1ページに入る文字が減ります。『吾輩は猫である』(1段落平均約80字)がこれにあたります。約100〜190字なら一般的な小説、それより長ければ地の文が多い文章で、『古寺巡礼』(約280字)がこれにあたります。

縦組みの文庫は、印刷所の目安で1ページに最大で約570〜756字です(ホープツーワン)。実際の本では改行や会話で空きが出るので、1ページの字数はそれより少なくなります。

英語圏の本については、米国の自費出版情報サイトKindlepreneurが900人以上の著者に行った調査で、Amazonで売られている本の1ページあたりの語数は、小説で平均280語、ノンフィクションで233語でした。本全体の平均には扉や章の始まり、途中で終わるページも含まれるので、本文で埋まったページより少なくなります。

本文で埋まった1ページの文字数:日本語の横組み、標準の文字の大きさ、判型と文章の種類別
判型(インチ)会話が多い一般的な小説地の文が多い
5 × 8535560592
5.06 × 7.81536560588
5.25 × 8576600636
5.5 × 8.5576600636
6 × 9670708761
6.14 × 9.21720757814
7 × 10844908976
8.5 × 111,0121,1341,241

300ページまでの本の、本文で埋まったページの数値です。それより長い本は、KDPの規定で内側マージン(ノド)が広くなるため、1ページの文字数が2〜8%減ります。ほかの文字の大きさと、日本語以外の6言語は、上の計算機で選べます。

小説の文字数をページ数に換算する4ステップ

計算機と同じ計算を、手で計算する方法です。

  1. 1

    小説の文字数を数える

    Wordの「文字カウント」などで原稿の文字数を確かめます。日本語の文章なら、スペースを含めても含めなくても数はほとんど変わりません。このページの計算機は最初から単位が「文字数」になっているので、数えた文字数をそのまま入力できます。

  2. 2

    1ページの文字数を調べる

    上の表で、判型と文章の種類に合う1ページの文字数を探します。6×9インチ、文字の大きさ「標準」の一般的な小説なら約708字です。文章の種類は、段落の平均の長さで選びます。

  3. 3

    割り算で本文のページ数を出す

    小説の文字数÷1ページの文字数=本文のページ数です。300ページを超える本は、KDPの規定で内側マージン(ノド)が広くなり、1行が短くなります。1ページの文字数は300ページを超えると2%、500ページを超えると6%、700ページを超えると8%減るので、その分小さい数で割ります。

  4. 4

    章と前付けのページを足す

    章はそれぞれ新しいページから始まり、最後のページは途中で終わります。そのため判型と文字の大きさに応じて、1章ごとに0.81〜1.03ページ増えます(下の例では0.9)。扉、著作権表示ページ、献辞、目次で6ページ。最後に、KDPと同じく偶数に切り上げます。

ページ数=小説の文字数÷1ページの文字数+章の数×0.9+6(偶数に切り上げ)

計算例10万字・20章の一般的な小説を6×9インチで組む場合:100,000÷708=本文141.2ページ、章の始まりの分が20×0.9=18ページ、前付けが6ページで、合計165.2ページ。偶数に切り上げて166ページです。上の計算機は、どの設定でも同じ計算をします。

10万字は何ページ? 小説の文字数別のページ数

1冊の長さとしてよく挙がる文字数が、3つの判型で何ページになるかを、原稿用紙の枚数とあわせて一覧にしました。

小説の文字数が10万字(原稿用紙250枚)なら、横組みの本文は5×8インチで180ページ、6×9インチで142ページです(文章の種類は「一般的な小説」)。8万字なら144ページと114ページ、15万字なら268ページと212ページになります。

文字数別のページ数:日本語の一般的な小説、横組み、標準の文字の大きさ(本文のみ。章の始まりと前付けは含みません)
文字数5 × 85.5 × 8.56 × 9原稿用紙(400字詰め)
10,00018181625
20,00036343050
30,00054504475
40,000726858100
50,000908472125
60,00010810086150
80,000144134114200
100,000180168142250
120,000216200170300
150,000268250212375
200,000366342284500
250,000458428362625
300,000568514436750

本文のページだけの数です。章の始まりはこれらの判型で1章あたり約0.81〜0.96ページ、前付けは6ページ増えるので、10万字を20章に分けると6×9インチで166ページになります(本文だけなら142ページ)。会話が多いとページは増え、地の文が多いと減ります。原稿用紙の列は、文字数を400で割って切り上げた枚数です。

原稿用紙換算:小説の文字数を400字詰めの枚数に

原稿用紙の枚数と文字数、本のページ数の対応と、文庫・新書の目安。

日本では、原稿の長さを400字詰め原稿用紙の枚数で言うことがよくあります。1行20字×20行の400字詰めがいちばん広く使われている形で、文芸の分野では原稿料も400字詰め1枚を単位に計算します。特に断らずに「何枚」と言えば、400字詰めに換算した枚数のことです(Wikipedia:原稿用紙)。

いちばん簡単な原稿用紙換算は、文字数を400で割る方法です。10万字なら250枚、8万字なら200枚。下の表では、原稿用紙の枚数を文字数と横組みの本のページ数に直しています。原稿用紙100枚(4万字)なら5×8インチで本文72ページ、6×9インチで58ページ。300枚(12万字)なら216ページと170ページです。

ただし、この方法では改行や字下げで空くマスを数えません。実際に原稿用紙の書式で書くと枚数は多めになり、会話や改行の多い原稿ほど、その差は大きくなります。新人賞の応募規定にも、原稿用紙換算の枚数で長さを決めるものがあります(下の「小説の文字数の目安」)。

文庫や新書の1ページに入る字数は、判型と版面(1行の字数×行数)しだいです。同人誌印刷所のホープツーワンによると、縦書きの文庫は1行38〜42字×15〜18行で、1ページに最大で約570〜756字。新書は1行39〜43字×14〜16行です(ホープツーワン)。冊子印刷のブックホンでは、文庫(A6)のテンプレートが1段組43字×16行(8ポイント)で、1ページ約700字です(ブックホン)。

実際の本では、改行や会話で空きが出るぶん、1ページの字数は最大字数より少なくなります。ホープツーワンは10万字の小説を文庫で約230ページとしていて、10万字÷230ページで1ページ約435字になる計算です。

ホープツーワンとブックホンの数字は、どちらも印刷所の目安で(ホープツーワンは縦書きの場合として示しています)、Story-AIの測定ではありません。Story-AIの組版は横組みだけで、判型もkdp.amazon.comのインチ判なので、文庫・新書・四六判で何ページになるかは計算できません。

米国には、タイプした英文原稿を「ダブルスペース(行間2行)で1ページ250語」と数える習慣があります。タイプライターでは10字がちょうど1インチで、1ページがおよそ25行だったことから来た目安で(William Shunn、英語)、今の米国の出版社はコンピューターで数えた語数を使います。日本語の原稿には当てはまりません。計算機で本の言語を英語などにすると、この換算も表示されます。

原稿用紙の枚数と文字数、横組みの本のページ数:日本語の一般的な小説、標準の文字の大きさ(本文のみ)
原稿用紙(400字詰め)文字数5 × 85.5 × 8.56 × 9
52,000444
104,000886
208,000161412
3012,000222018
5020,000363430
10040,000726858
20080,000144134114
300120,000216200170
500200,000366342284

ページ数から文字数へ:200・300・400ページの本は何文字?

目標のページ数から、書くべき小説の文字数を逆算します。

6×9インチの横組みで、一般的な小説の本文200ページを埋めるのは約141,600字、300ページで約212,400字、400ページで約276,300字です。5×8インチなら、同じページ数に約112,000字、168,000字、218,700字入ります。計算機を「ページ数→文字数」に切り替えると、どの設定でも逆算できます。

各ページ数を埋める文字数:日本語の一般的な小説、横組み、標準の文字の大きさ(100字未満は切り捨て)
ページ数5 × 85.5 × 8.56 × 9
10056,00060,00070,800
15084,00089,900106,100
200112,000120,000141,600
250140,000149,900176,900
300168,000180,000212,400
350191,200204,900241,800
400218,700234,200276,300
500273,300292,800345,500

完成した本に入る文字数は、ページ数から想像するより少なくなります。章の始まりや前付けもページを使うからです。6×9インチ・300ページで20章、前付けありの小説なら、入るのは約195,400字。300ページを超える本の数値には、KDPの広い内側マージンを反映しています。

小説の文字数の目安:新人賞の規定と英語圏の基準

日本では新人賞が原稿用紙の枚数や1ページの字詰めで長さを決め、英語圏では語数が目安になります。

小説の文字数に、出版社共通の決まりはありません。目安になるのは新人賞の応募規定で、下に2026年11月3日時点の募集要項から3つ挙げます(規定は回ごとに変わるので、応募前に最新の要項を確かめてください)。ページ数は表と同じ6×9インチ・横組みの本文です。英語圏の目安は英語の語数なので、日本語の文字数には換算できず、ページ数も付けていません。

小説すばる新人賞(エンターテインメント小説)

A4判に1行40字×30行の縦組みで66〜167枚、原稿用紙換算で200〜500枚程度です(第40回の募集要項)。規定の枚数は改行で空いたマスも含むので、文字数にすると最大で約8万〜20万字、6×9インチの本文で最大約114〜284ページです。

すばる文学賞

原稿用紙換算で100枚程度から300枚まで。原稿はA4判に1行30字×40行を目安に縦組みにします(第51回の募集要項)。文字数にすると最大で約4万〜12万字、6×9インチの本文で最大約58〜170ページです。

電撃小説大賞

長編はワープロ原稿で1ページ42字×34行、80〜130ページ。カクヨムからの応募は10万〜15万字で完結していることが条件です(第34回の応募要項)。短編は15〜30ページ、カクヨムなら1万〜3万字。長編の10万〜15万字は、6×9インチで本文約142〜212ページです。

英語圏の長編小説

英語圏では、エージェント(作家の代理人)が原稿の長さを語数で見ます。米国のWriter's Digestは、純文学、一般文芸、女性向け小説、ロマンス、ミステリー、サスペンス、スリラー、ホラーについて、80,000〜89,999語を「100%安全な範囲」とし、71,000〜109,000語でも通用するとしています。SF・ファンタジーは100,000〜115,000語。SF・ファンタジー以外のジャンルでは、110,000語以上を長すぎるとしています。

英語圏のYA・児童書

同じくWriter's Digestによると、YA(ヤングアダルト)小説は55,000〜79,999語、小学校高学年向けの小説は20,000〜55,000語です。年少の読者向けの本なら、計算機で文字の大きさを「大きめ」にしてみてください。ページ数が約18%増えます。

英語圏の短編・中編

米国のSF・ファンタジー作家協会(SFWA)のネビュラ賞の規定では、7,500語未満が短編、7,500〜17,499語が中編(ノヴェレット)、17,500〜39,999語が中長編(ノヴェラ)、40,000語以上が長編です。Story-AIの短編小説作成では、アイデアから短編を書けます。

絵本

英語圏の絵本は、Writer's Digestによると500〜600語がよい長さで、1,000語に近づくと編集者やエージェントに敬遠されがちです。絵本のページ数は文字の量ではなく絵で決まるので、文字数からのページ数換算は当てはまりません。

小説の文字数が足りないときは、小説の続きを書くAIが、貼り付けた物語や保存した物語の続きを書きます。物語を1パートずつ長くしていけます。

小説の文字数が同じでもページ数が変わる理由

同じ原稿でも、組み方しだいでページ数は大きく変わります。

10万字の本文は、地の文が多い文章を6×9インチで組むと132ページ、会話が多い文章を5×8インチで組むと188ページになります。同じ文字数で、紙が42%増えるわけです。小説の文字数からページ数を出すとき、結果を左右する要素をそれぞれ実測しました。

段落の長さ

会話の多い文章は段落が短く、行の途中で改行されるので、行末に空きが残ります。同じ判型と文字の大きさで、1ページに入るのは会話が多い文章で約670字、地の文が多い文章で約761字と、14%の差があります。どちらに近いかは、段落の平均の長さでわかります。

判型

6×9インチのページには一般的な小説が約708字、5×8インチのページには約560字入るので、小さい判型ではページ数が26%増えます。5.5×8.5インチはその間で、約600字です。5×8インチ(127×203.2mm)は四六判(127×188mm)と同じ幅でやや縦長、5.5×8.5インチ(139.7×215.9mm)はA5判(148×210mm)より少し細長い判型です。大きさの見当をつける目安で、四六判やA5判で何ページになるかを出すものではありません。

文字の大きさ

6×9インチの一般的な小説で、1ページに入るのは「小さめ」で約785字、「標準」で約708字、「大きめ」で約600字。「大きめ」にするとページ数が18%増えます。本の執筆機能の組版で選べる3種の大きさです。

フォント

日本語の本文(かな・漢字)のページ数は、フォントでは変わりません。Story-AIの組版では、かな・漢字はどの本文のフォントを選んでもNoto Sans JP(ゴシック体)で組むからです。選んだフォントが使われるのは、欧文と数字だけです。英語の本文では字幅が違い、Libre Baskervilleで組むとEB Garamondよりページ数が32%増えました。

章と前付け

章が1つ増えるごとに、ページ数は0.81〜1.03ページ増えます。章の1ページ目は見出しの分だけ本文が下がり、最後のページは途中で終わるからです。20章で約18ページ、扉・著作権表示ページ・献辞・目次で6ページ増えます。

本の厚さ

本が厚くなるほど、KDPは広い内側マージン(ノド)を求めるので、1行が短くなります。1ページの文字数は300ページを超えると2%、500ページを超えると6%、700ページを超えると8%減ります。どの段階も、英語の見本を組版して実測しました。

言語

言語によって、1ページに入る量は変わります。6×9インチの一般的な小説で、英語なら417語、ドイツ語なら362語、日本語なら約708字。計算機では本の言語を選べ、言語ごとに見本を測っています。

横組みと縦組み

Story-AIの組版は横組みだけです。日本の小説の多くは縦組みで、文庫は判型も小さいため、ページ数はここで出る数より多くなります。印刷所の目安では、文庫で10万字が約230ページです(このページの計算では、本文だけで6×9インチが142ページ、5×8インチが180ページ)。新書や四六判などの縦組みの本は、印刷所や出版社の版面(1行の字数×行数)をもとに見積もってください。

測っていないもの

ルビ(ふりがな)、画像、表、小見出し、注や索引などの後付けは、見本に入っていません(青空文庫の見本からはルビと注記を除いています)。そのページは別に足すか、本そのものを組版して正確な数を確かめてください。

組版した2ページ:会話が多い文章と地の文が多い文章

6×9インチに横組みした夏目漱石『吾輩は猫である』のページ。かぎかっこで始まる短いセリフの行が多く、約670字
会話が多い文章:夏目漱石『吾輩は猫である』、1ページに約670字
6×9インチに横組みした和辻哲郎『古寺巡礼』のページ。長い段落が行末まで詰まり、約761字
地の文が多い文章:和辻哲郎『古寺巡礼』、1ページに約761字

Kindle本のページ数とKENP

電子書籍のページ数について、Amazonが説明していることと、していないこと。

電子書籍には決まったページがありません。読む人が文字の大きさやフォントを選ぶので、1画面に入る文字数が変わるからです。そのため、この計算機は印刷する判型だけを扱い、Kindle本のページ数は出しません。

Kindle+(Amazonの読み放題サービス、旧Kindle Unlimited)では、AmazonがKENP(Kindle Edition Normalized Pages)でページ数を数えます。KENPは、形式、ジャンル、端末、表示設定に左右されずに電子書籍のページ数を決めるためのものです。フォント、行の高さ、行間などの標準的な書式設定で計算され、画像も数に入ります(KDPヘルプ:KENP、英語)。

Kindle+の分配金は、読まれたページ数の合計に占める割合で決まります(KDPヘルプ:Kindle+でのロイヤリティ)。KDPが数える既読KENPは、1冊につき読者1人あたり最大3,000ページです。1KENPが何字にあたるかはAmazonが公表していないので、Story-AIでも推定しません。ネットで見かける換算の比率は、Amazonの数字ではありません。

KDPペーパーバックのページ数:上限と下限、背幅、印刷コスト

換算したページ数をKDPに持っていく前に確かめたいこと。

kdp.amazon.comの判型(このページのインチ判)では、ペーパーバックは24ページから印刷でき、標準カラーは72ページからです。上限はほとんどの判型で白い用紙が828ページ、クリーム色の用紙が776ページ、8.5×11インチは白い用紙で590ページまで。標準カラーは600ページまで、ハードカバーは75〜550ページです(KDPヘルプ:印刷オプション、判型、裁ち落とし、マージンの設定)。ページ数はどれも偶数に切り上げられます。

ただし、標準カラーは現在Amazon.co.jpでは利用できず、ハードカバーはkdp.amazon.co.jpでは出版できません(判型、裁ち落とし、マージンの設定)。日本語の本は、どのマーケットプレイスでもKDPでは電子書籍とペーパーバックだけです(本向けにサポートされる言語)。

kdp.amazon.co.jpの判型は、四六判(12.7×18.8cm)、B6判(12.8×18.2cm)、A5判(14.8×21.0cm)など12種類で、このページのインチ判とは別の一覧です。上限は、最も大きい2つの判型を除いて同じ828ページと776ページです(印刷オプション)。このページの表と計算機はkdp.amazon.comのインチ判で計算していて、四六判やA5判は選べません。

背幅は、ページ数×1ページの厚さです。厚さは1ページあたり、白い用紙が0.0572mm(0.002252インチ)、クリーム色の用紙が0.0635mm(0.0025インチ)です(KDPヘルプ:ペーパーバックの表紙の作成)。上の計算例の166ページなら、背幅は白い用紙で9.50mm、クリーム色の用紙で10.54mmです。背表紙に文字を入れるには、KDPのヘルプによると79ページ以上が必要で、ページ数は偶数なので実際には80ページからです。

印刷コストもページ数で決まります。Amazon.co.jpで黒インクのペーパーバック(標準判)は、110ページまでは1冊422円、それを超えると206円+1ページ2円です(KDPヘルプ:ペーパーバックの印刷コスト、2026年11月3日確認)。印刷コストはロイヤリティから差し引かれます。166ページの計算例なら538円で、大判はさらに高くなります(6×9インチは標準判です。大判は幅155.5mmか高さ228.6mmを超える判型)。

上の計算機は、結果に合わせて白い用紙とクリーム色の用紙の背幅をmmで表示し、判型ごとのKDPの上限を超えるときや24ページ未満のときは注意を出します。全表紙のサイズとテンプレートは、ページ数をKDP表紙サイズ計算ツールに持っていくと作れます。この計算機の判型はインチ判なので、リンク先の計算ツールはマーケットプレイスがAmazon.comの状態で開きます。

1ページの文字数の測り方

2026年11月2日に組版し、数えて、検証しました。

Story-AIの本の執筆機能が「出版準備」ステップで使っている組版エンジンで、パブリックドメインの見本21点を組みました。7言語それぞれ3種の文章で、1点あたり約24,000語(1点だけ17,359語)。日本語は青空文庫の夏目漱石『吾輩は猫である』『三四郎』、和辻哲郎『古寺巡礼』です。

テーマは「クラシック」(本文のフォントはEB Garamond、日本語の文字はNoto Sans JP)、章は改丁せず、改ページで始める設定で、画像はありません。見本は8種の判型と3種の文字の大きさのすべてで、全体と、前半・後半に分けたものを組みました。本文のページ数は「全体×2−前半−後半」で出すので、扉、章の始まり、最後のページの空きが打ち消し合います。ページは行単位まで数えています。

章の始まり、前付け、300ページを超えたときのKDPの広い内側マージンは、英語の見本で別に測り、どの言語にも同じ値を使っています。6種のフォントの差も英語の本文で測ったもので、日本語のかな・漢字には当てはまりません(上の「フォント」)。1語あたりの文字数は、ページを測ったのと同じ各言語の見本から出しているので、文字数や原稿用紙の枚数は、固定の比率ではなく、本の言語と文章の種類ごとの実測値で換算しています。

次に、この方法を3冊の本で確かめました。実際の章立てと前付けをつけて組版すると、予測との差はどれも3.3%以内。夏目漱石『坊っちゃん』(11章)は、予測135ページに対して、組版の結果は134ページでした。

3冊での検証は、規模としては小さなものです。ごく短い章が多い本や、小見出し、箇条書き、詩、画像の多い本では、差が大きくなることがあります。日本語の本文は横組みで、段落の頭を1字下げ(かぎかっこで始まる段落は下げません)、行送りは文字の大きさの1.75倍。縦組みや、出版社ごとの版面とは違います。ご自身の原稿の正確なページ数は、下のように本そのものを組版して確かめてください。

見本21点(すべてパブリックドメイン)
言語文章の種類見本語数
英語会話が多いAgatha Christie『The Mysterious Affair at Styles』24,048
英語一般的な小説Edith Wharton『The Age of Innocence』24,012
英語地の文が多いHenry David Thoreau『Walden』24,327
ドイツ語会話が多いHeinrich Mann『Die kleine Stadt』24,018
ドイツ語一般的な小説Thomas Mann『Buddenbrooks』24,035
ドイツ語地の文が多いFranz Kafka『Der Prozess』24,173
フランス語会話が多いAlexandre Dumas『Le Comte de Monte-Cristo (tome I)』24,018
フランス語一般的な小説Émile Zola『Germinal』24,035
フランス語地の文が多いMarcel Proust『Du côté de chez Swann』24,031
スペイン語会話が多いMiguel de Unamuno『Niebla』24,012
スペイン語一般的な小説Vicente Blasco Ibáñez『Los cuatro jinetes del Apocalipsis』24,081
スペイン語地の文が多いMiguel de Unamuno『Del sentimiento trágico de la vida』24,013
ポルトガル語会話が多いJúlia Lopes de Almeida『A Intrusa』24,063
ポルトガル語一般的な小説Aluísio Azevedo『O Cortiço』24,003
ポルトガル語地の文が多いJoaquim Nabuco『Minha formação』24,010
トルコ語会話が多いÖmer Seyfettin『Hikayeler (seçme)』24,027
トルコ語一般的な小説Halit Ziya Uşaklıgil『Aşk-ı Memnu (1.–3. bölüm)』17,359
トルコ語地の文が多いMustafa Kemal Atatürk『Nutuk』24,122
日本語会話が多い夏目漱石『吾輩は猫である』24,013
日本語一般的な小説夏目漱石『三四郎』24,026
日本語地の文が多い和辻哲郎『古寺巡礼』24,063
検証:本を丸ごと6×9インチ・標準の文字の大きさで、章と前付けをつけて組版
本組版したページ数予測誤差
Pride and Prejudice3503602.9%
Frau Jenny Treibel1801863.3%
坊っちゃん1341350.7%

小説の文字数の換算から、完成した本へ

計算機の数字は見積もりです。正確なページ数は、ご自身の本を組版するとわかります。

小説の文字数を換算すれば、おおよそ何ページになるかはわかります。正確な数を知るには、本そのものを組版するのがいちばんです。Story-AIの本の執筆機能では、「出版準備」ステップの出版前チェックで、選んだ判型、フォント、文字の大きさで本全体を組版し、ページ数と背幅を表示します。このチェックはどのプランでも無料です。

本の執筆機能では、1章ずつ書くことも、Wordの原稿をインポートすることもできます。インポートは原稿3,000語(日本語で約5,200字)ごとに1クレジット(端数は切り上げ)で、10万字(約57,500語)の原稿ならおよそ20クレジットです。本の執筆機能には無料のアカウントが必要ですが、この計算機は登録なしで使えます。

最初の2章分は、透かし入りのプレビューで無料で確認できます。印刷用の本文PDF、ペーパーバックの全表紙(裏表紙・背表紙・表表紙)、EPUB、電子書籍の表紙は、1冊につき1回60クレジットでロック解除でき、PremiumプランとProfessionalプラン、またはクレジットパックのPlus・Pro・Maxで利用できます。ファイルは横組みで、判型はkdp.amazon.comのインチ判です。KDPへは、ご自身でアップロードします。

本を書き始める

小説の文字数とページ数のよくある質問

10万字の小説は何ページになりますか?

横組みの一般的な小説なら、本文が6×9インチで約142ページ、5.5×8.5インチで168ページ、5×8インチで180ページです。20章に分けて前付けをつけると、6×9インチで166ページ(地の文が多い文章から会話が多い文章まで154〜174ページ)。原稿用紙なら250枚です。縦組みの文庫なら、印刷所の目安で約230ページです。

本の1ページに入る小説の文字数は?

Story-AIの測定では、横組みの一般的な小説を標準の文字の大きさで組むと、本文で埋まった1ページに5×8インチで約560字、6×9インチで約708字入ります。会話が多い文章では少なく(約535字と670字)、地の文が多い文章では多くなります(約592字と761字)。

文庫本の1ページは何文字ですか?

同人誌印刷所のホープツーワンによると、縦組みの文庫は1行38〜42字×15〜18行で、最大で約570〜756字です。実際の本は改行や会話で空きが出るので少なく、同社は10万字の小説を文庫で約230ページとしています(1ページあたりに直すと約435字)。どちらも印刷所の目安で、Story-AIの組版は縦組みに対応していません。

原稿用紙換算とは何ですか?

原稿の長さを、400字詰め原稿用紙(20字×20行)の枚数で表すことです。文芸の分野では、特に断らずに「何枚」と言えば400字詰めの枚数を指します。計算機は文字数を400で割るので、10万字は250枚、8万字は200枚。改行で空くマスは数えないため、実際に原稿用紙の書式で書くと枚数は増えます。

5万字は何ページですか?

横組みの一般的な小説なら、本文が6×9インチで約72ページ、5.5×8.5インチで84ページ、5×8インチで90ページです。10章に分けて前付けをつけると、6×9インチで86ページ。400で割ると原稿用紙125枚で、すばる文学賞の規定(100枚程度から300枚まで)の範囲です。

300ページの本は何文字ですか?

6×9インチの横組みなら、一般的な小説の本文300ページに約212,400字入ります。5.5×8.5インチなら約180,000字、5×8インチなら約168,000字。20章で前付けをつけると、6×9インチの300ページに入るのは約195,400字に減ります。会話が多い文章なら少なく、地の文が多い文章なら多く入ります。

小説の文字数はどのくらいが目安ですか?

決まった長さはなく、新人賞の規定が目安になります。小説すばる新人賞は原稿用紙換算で200〜500枚程度(文字数にすると最大で約8万〜20万字)、すばる文学賞は100枚程度から300枚まで、電撃小説大賞の長編はカクヨムなら10万〜15万字です(2026年11月3日時点の募集要項)。英語圏では、Writer's Digestが多くのジャンルの長編に80,000〜89,999語を勧めています。

Wordのページ数と本のページ数が違うのはなぜですか?

Wordの1ページに入る字数は、ページ設定(用紙サイズと「文字数と行数」)で決まるからです。たとえば小説すばる新人賞の規定どおりA4判・40字×30行にすると、1ページ最大1,200字で、6×9インチの本のページ(一般的な小説で約708字)よりかなり多く入ります。10万字なら、この設定でも少なくとも84枚になります。本では章ごとに新しいページから始まり、改行や会話でも空きが出ます。Wordのページ数ではなく、文字数からページ数に換算してください。

縦組みの文庫や新書のページ数も計算できますか?

できません。Story-AIの組版は横組みだけで、判型もkdp.amazon.comのインチ判なので、このページで小説の文字数から出す数値はすべて、横組みで実測した値にもとづいています。縦組みの本は、版面の字数×行数と実際の詰まり具合で決まります。文庫なら、10万字で約230ページという印刷所の目安があります。

KDPペーパーバックのページ数の上限と下限は?

ペーパーバックは24ページから、標準カラーは72ページからです。上限はほとんどの判型で白い用紙が828ページ、クリーム色の用紙が776ページで、最も大きい判型ではそれより少なくなります。標準カラーは600ページまで、ハードカバーは75〜550ページ。ただし、標準カラーは現在Amazon.co.jpでは利用できず、日本語の本はKDPではハードカバーにできません(電子書籍とペーパーバックのみ)。KDPはページ数を偶数に切り上げます。

ページ数で印刷コストは変わりますか?

変わります。Amazon.co.jpで黒インクのペーパーバック(標準判)は、110ページまで1冊422円、それを超えると206円+1ページ2円で(2026年11月3日確認)、300ページなら806円です。印刷コストはロイヤリティから差し引かれます。ページが増えるほど背幅も広がり、白い用紙なら1ページ0.0572mmずつです。

Kindle本は何ページになりますか?

決まったページ数はありません。読む人が文字の大きさを選ぶからです。Kindle+(旧Kindle Unlimited)では、AmazonがKENP(Kindle Edition Normalized Pages)を標準的な書式設定で数え、画像も含めます。1KENPが何字にあたるかはAmazonが公表していないので、Story-AIでも推定しません。

フォントでページ数は変わりますか?

日本語の本文(かな・漢字)では変わりません。Story-AIの組版では、かな・漢字はどのフォントを選んでもNoto Sans JPで組み、選んだフォントは欧文と数字にだけ使うからです。英語の本文では変わります。一般的な小説の1ページにEB Garamondなら417語、Libre Baskervilleなら317語入り、同じ本でもLibre Baskervilleのほうがページ数が約32%多くなります。

出典

出典は2026年11月3日に確認しました。