奥付テンプレート・作成ツール

出版する国と本の言語に合わせて、奥付(著作権表示ページ)を作成できます。1行ずつ、載せる理由もわかります。

  • 10か国・7言語
  • 1行ずつ理由つき
  • コピー・Word・テキスト
形態

ご自身または出版社の拠点がある国です。どの法律が適用されるかが、これで決まります。本の言語は別に選びます。

書名・著者

著者・イラスト・訳者

空欄なら著者名を使います。会社名を入れるのは、その会社が権利を持っている場合だけです。

本も書いていますか?

Story-AIの本の執筆機能は、1章ずつ本を書き進め、印刷用PDF・EPUB・Wordのエクスポートに著作権表示ページを入れます。ここで作ったページは、書誌情報のステップに貼り付けてください。

本を書き始める

入力内容はこのブラウザーの中だけに保存され、どこにも送信されません。

巻末(奥付)

[書名]

[年月日] 初版第1刷発行

発行所 [発行所] [連絡先:住所・メール・URLのいずれか]

© [年] [名前]

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

法律上の助言ではありません。各行には、2026年11月2日に確認した法律や機関のページへのリンクを付けています。ご自身の本については、国立図書館、ISBN機関、弁護士などの判断を優先してください。

奥付テンプレートに入れる項目

行は4種類。必須なのはその一部です。

奥付とは、本の巻末で書名・著者・発行者・印刷者・発行年月日・定価などを示す部分です。欧米の本は、同じような情報を扉の裏の著作権表示ページ(copyright page)に載せます。

日本では、奥付を載せる法律上の義務は、1949年の出版法の廃止とともになくなりました(コトバンク「奥付」)。ただし日本のISBN(978-4で始まる番号)を使う本については、日本図書コード管理センターが、書名・発行所・発行所の連絡先・ISBNの4項目の記載を必須としています(ISBN利用の手引き)。

英語圏の解説には、著作権表示ページのすべての行を「必須」と書くものが多くありますが、実際に必須の行はわずかです。米国では©表示が1989年3月1日から任意になり(米国著作権局のCircular 3)、KDPも著作権ページを含める必要はないとしています(KDPヘルプ)。

一方、ドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、メキシコ、ブラジル、トルコは、印刷した本に載せる事項を法律で定めています。そこで上の奥付テンプレート作成ツールは、行ごとに種類を示します。各行の理由に切り替えると、行の種類と載せる理由、法律や機関のページへのリンクが表示されます。

行の4つの種類

法律で必須

法律が求める行で、多くは印刷した本だけが対象です。ドイツのペーパーバックのインプレッサム(Impressum)、フランスの「Dépôt légal」、スペインの法定納本番号、メキシコの「D. R. ©」など。日本の奥付には、この種類の行はありません。

利用する制度で必須

法律ではなく、自分で選んだ制度の決まりです。ISBNを取得したら、ISBNの規則に従ってこのページに載せます。日本のISBNなら、ISBN機関が求める4項目も加わります。スペインのCEDROの文は、CEDROの会員の作品だけに使います。

慣例

多くの本が載せていて、読者も見慣れている行です。©表示、無断複製の注意書き、版と刷、制作スタッフのクレジットなど。その行だけで権利が生まれるわけではありませんが、意味はあります。たとえば日本では、「無断複製禁止」のような利用ルールを示した作品は、未管理著作物裁定制度の対象外になります(文化庁)。

任意

自分で加えたときだけ入る行です。AI学習への利用を禁じる文、AIツールを使った旨の記載、EUの製品安全の連絡先、「Printed in …」の行、定価、落丁・乱丁本の交換の約束など。

奥付のおもな項目(上から順に)

  1. 1

    書名

    書名と副題。日本のISBNを使う本では必須で、版を改めた本は「第2版」などの版の表記までを書名として扱います(利用の手引き)。

  2. 2

    発行日と版・刷

    「2026年11月2日 初版第1刷発行」のように、日付と版・刷を並べます。同じ内容を刷り増すと刷が、内容を改めると版が上がります。

  3. 3

    著者・訳者・イラスト

    役割と名前を並べます。絵本なら「文」「絵」「訳」です。著作権法は、実名か、広く知られたペンネームなどが通常の方法で表示されている人を、著作者と推定します(著作権法第14条)。

  4. 4

    発行者・発行所

    発行所は、本を出す出版社や個人の名前と所在地、連絡先です。978-4のISBNを使う本では、出版者登録をした名称と連絡先を書きます。発行者は発行の責任者で、自費出版ならご自身です。作成ツールは、発行者と発行所が同じ名前になるときは、発行所の行だけを入れます。

  5. 5

    印刷・製本

    印刷所や製本所の名前です。作成ツールでは、印刷所を指定したときだけこの行が入ります。

  6. 6

    ISBN

    「ISBN」の文字に続けて、形態ごとに1行ずつ書きます(ISBN Users' Manual)。ISBNのない本には、この行はありません。

  7. 7

    ©表示

    ©、最初の発行年、著作権者。日本では、著作権は登録や表示をしなくても生じ(著作権法第17条第2項)、©表示の書き方を定めた法律もありません。米国法では、年は書いた年でも登録した年でもなく、最初に発行した年です(17 U.S.C. § 401)。

  8. 8

    注意書き

    無断複製を禁じる文、落丁・乱丁本の交換、フィクションの断り書きなど。どれも慣例です。日本図書コード管理センターも、©表記や無断複製禁止などの注意書きは、記載しても権利関係を担保するものではないとしています。

  9. 9

    クレジット

    装丁、カバー画像、本文イラスト、編集、校正、組版、翻訳。慣例ですが、画像のライセンスによってはクレジットの表記が条件になります。

奥付の書き方・作り方:5つの手順

上の奥付テンプレートに入力していけば、数分で終わります。

  1. 1

    出版元の国を選ぶ

    どの法律が適用されるかは、本を売る国ではなく、ご自身や出版社の拠点がある国で決まります。続けて本の言語(どの国でも英語を選べます)と形態を選びます。印刷版だけの行は、ペーパーバックかハードカバーを選んだときに表示されます。日本を選ぶと、巻末に置く奥付の形になります。

  2. 2

    本の種類を選ぶ

    小説、短編集、実用書・ノンフィクション、回想録・自伝、児童書・絵本、詩集、ぬりえ・ノート類、翻訳書から選びます。種類に合わせて断り書きが決まり、あとから変えられます。

  3. 3

    書名と関係者を入力する

    書名、著者・イラストレーター・訳者、著作権者(著者と違う場合)、最初の発行年、この版・刷の発行日を入力します。自分で発行するなら、屋号やサークル名は奥付テンプレートの「発行所名・サークル名」の欄に入れます。

  4. 4

    持っている番号を加える

    ISBNを入力すると、その場でチェック数字を確かめます。日本のISBN(978-4)を入れると、ISBN機関が求める4項目に印がつき、足りない項目は[ ]で示されます。米国のLCCNなど機関だけが出す番号は、届いたとおりに貼り付けます。作成ツールが番号を作ることはありません。

  5. 5

    コピーまたはダウンロード

    印刷したときの見た目で確かめるか、各行の理由に切り替えます。テキストのコピー、Wordファイルやテキストファイルのダウンロードができ、電子書籍を選んでいればHTMLもコピーできます。入力内容は、このブラウザーの中だけに保存されます。

ヒント法律や機関が求める項目でまだ入力していないものは、黄色の[ ]で表示されます。印刷の前に、何を調べればいいかがわかります。

奥付の例:架空の本6冊

作成ツールの出力を、そのまま載せています。

下の6つは、奥付テンプレートに架空の本を入力した出力そのものです。このページを開いたときに、ツールと同じコードで作られるので、ツールとの食い違いは起きません。見出しの下に、どの設定で作ったかを書いています。

出版社の小説(日本のISBN)

日本のISBNなので、書名・発行所・連絡先・ISBNは、日本図書コード管理センターが求める必須の4項目です。発行所はISBNの登録名称で書きます。定価と、落丁・乱丁本の交換の約束も入れています。

灯台守の娘

2026年11月2日 初版第1刷発行

著者 汐見ゆかり

装丁 高瀬みのり

校正 小野寺校正室

発行所 汐見坂書房 〒000-0000 東京都見本区例町1-2-3 TEL 03-0000-0000 www.example.com

印刷・製本 例町印刷株式会社

ISBN978-4-9912345-0-7(ペーパーバック)

ISBN978-4-9912345-1-4(電子書籍)

定価 1,980円(本体1,800円+税10%)

© 2026 汐見ゆかり

落丁・乱丁本はお取り替えいたします。

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

同人誌(ISBNなし)

サークル名を発行所に入れると、ペンネームは著者と発行者の両方に入ります。連絡先はメールアドレスだけ。印刷所に頼んだので「印刷・製本」の行が入ります。AI学習を禁じる行は、日本の法律上は意思表示にとどまります。作成ツールにイベント名の欄はないので、必要ならコピーしたあとで書き足してください。

夏至の図書室

2026年8月16日 初版第1刷発行

著者 月岡ねむ

発行者 月岡ねむ

発行所 サークル月見坂 tsukimizaka@example.com

印刷・製本 ほしぞら見本印刷

© 2026 月岡ねむ

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

本書の全部または一部を、人工知能(AI)の学習・開発に利用することを禁じます。

電子書籍のみ(Kindle、ISBNなし)

KDPでは電子書籍をISBNなしで出版できるので、ISBNの行はありません。印刷所の行もなく、実用書なので「専門家の助言に代わるものではありません」という断り書きが入ります。

小さな庭で野菜を育てる

2026年6月1日 初版第1刷発行

著者 坂口あおい

発行所 坂口あおい www.example.com

© 2026 坂口あおい

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

本書は一般的な情報の提供を目的としたもので、専門家の助言に代わるものではありません。本書の内容の利用により生じた損害について、著者および発行者は責任を負いかねます。

KDPのペーパーバック(無料ISBN)

KDPの無料ISBNは米国のISBN機関に登録されるもので、日本のISBNではないため、上の例の4項目の決まりはかかりません。それでも書名・発行所・連絡先は慣例どおり載せています。電子書籍版も出すので、ISBNには「(ペーパーバック)」と付きます。KDPのヘルプでは出版社が「個人出版」と表示されると説明していますが、発行所には著者自身の名前が入ります(「個人出版」と入力しても、作成ツールは著者名に置き換えます)。

塩の道

2026年11月2日 初版第1刷発行

著者 浜野透

装丁 佐倉イオ

発行所 浜野透 hamano@example.com

ISBN979-8-218-45213-1(ペーパーバック)

© 2026 浜野透

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

翻訳書

原題と訳者、原書の著作権表示を載せ、日本語訳の©は訳者の名前で入れています。翻訳は原作をもとにした二次的著作物で、その著作者は訳者です(著作権法第2条)。原作者の権利も残るので(第11条)、原書の著作権表示を先に並べます。出版社が翻訳の権利を譲り受けているなら、「著作権者」の欄にその名前を入れてください。

冬の果樹園

2026年10月1日 初版第1刷発行

著者 エレノア・ハート

訳者 木村一郎

原題 The Winter Orchard

発行所 北光舎 〒000-0000 北海道見本市例町4-5-6 TEL 011-000-0000

印刷・製本 例町印刷株式会社

ISBN978-4-9998765-2-5

Copyright © 2021 by Eleanor Hart

日本語訳 © 2026 木村一郎

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

絵本(文と絵)

人の行は「文」「絵」で、©も文と絵に分けて入れ、断り書きはなし。絵本の奥付は、このくらい短いことがよくあります。印刷所で刷ったハードカバーです(KDPは日本語のハードカバーに対応していません)。

ぴぴと おつきさまの たこ

2026年3月1日 初版第1刷発行

文 青木なつ

絵 森そら

発行所 こひばり書房 〒000-0000 大阪府見本市例町7-8-9 TEL 06-0000-0000

印刷・製本 例町印刷株式会社

ISBN978-4-9987654-3-1

文 © 2026 青木なつ

絵 © 2026 森そら

落丁・乱丁本はお取り替えいたします。

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

人名、書名、出版社名、サークル名、住所、ISBNはすべて架空です(ISBNはチェック数字が合うだけ)。米国の著作権表示ページ、ドイツのインプレッサム、フランスの法定記載事項が必要なら、作成ツールでその国を選んでください。

コピペで使える奥付テンプレート

日本のISBNを使う本と、同人誌の2種類。空欄は[ ]で示しています。

フォームを使わずに済ませたい人向けに、何も入力していない状態の出力を奥付テンプレートとして載せています。[ ]を書き換え、いらない行を消して、巻末のページに貼り付けてください。ほかの国の本は、国ごとに決まりが大きく違うので、作成ツールを使ってください。

ISBNを取得した本の奥付テンプレート

自費出版でも出版社でも、978-4のISBNを使う本向けの奥付テンプレートです。発行所はISBNの登録名称、連絡先は登録した連絡先を書きます。小説以外の本は、作成ツールで断り書きを変えてください。

[書名]

[年月日] 初版第1刷発行

著者 [著者名]

発行所 [発行所名(ISBNの登録名称)] 〒[郵便番号] [住所] TEL [電話番号]

印刷・製本 [印刷所名]

ISBN[978-4で始まる番号]

© [年] [著者名]

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

同人誌の奥付テンプレート

ISBNのない同人誌向けの奥付テンプレートです。連絡先はメールアドレスやWebサイトでもかまいません。印刷所を使わないコピー本なら、「印刷・製本」の行は消してください。

[書名]

[年月日] 初版第1刷発行

著者 [ペンネーム]

発行者 [ペンネーム]

発行所 [サークル名] [メールアドレス]

印刷・製本 [印刷所名]

© [年] [ペンネーム]

本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。

この物語はフィクションです。実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。

国別の奥付・著作権表示ページのルール

法律が求めること、番号の入手先、法定納本。

本に何を載せるべきかは、本の出版国、つまりご自身や出版社の拠点がある国で決まります。作成ツールが扱う10か国の決まりを、リンク先の法律や機関のページで2026年11月に確かめました。

日本

記載事項
1949年以降、法律上の決まりはありません。日本のISBNを使う本では、日本図書コード管理センターが、書名・発行所・その連絡先・ISBNを奥付に載せるよう求めています(利用の手引き)。
番号
日本のISBN(978-4)は日本図書コード管理センターが割り当て、対象は日本国内に拠点がある出版者(個人・法人を問わず)だけです。登録した名称と住所・電話番号などは、国際的に公開されます。
法定納本
頒布用に相当の部数(通常100部以上)を作った本は、発行の日から30日以内に1部を国立国会図書館へ(納本制度の概要)。個人の自費出版物も対象で、ホチキス留めなど簡易な綴じのものは対象外です(個人からの納本)。電子書籍も、ISBNなどのコードが付いているか、PDF・EPUB・DAISYで作ったものはオンライン資料として納入の対象です(有償やDRM付きは2023年1月以降、無償でDRMなしは2013年7月以降に出したもの。オンライン資料)。

アメリカ

記載事項
決まりはありません。©表示は1989年から任意で、載せる場合の形式は17 U.S.C. § 401が定めています。
番号
ISBNはBowkerから。KDPで出す版だけならKDPの無料ISBNも使えます。LCCNは、出版前にPCNプログラムで取得します。
法定納本
発行から3か月以内に2部を著作権局へ。罰則が科されるのは、著作権局から請求を受けたあとです(17 U.S.C. § 407)。

イギリス

記載事項
決まりはありません。著者として名前を表示される権利(日本の氏名表示権にあたる権利)は主張しておく必要があり(CDPA第77条・第78条)、慣例の1行がそれを記録します。
番号
ISBNはNielsenから。英国図書館のCIPの文は、同館が記録を作ったときだけ載せます。
法定納本
1部を英国図書館へ(Legal Deposit Libraries Act 2003)。

ドイツ

記載事項
印刷した本には、印刷所と出版社(自費出版なら著者)の氏名と住所(§ 8 LPresseG NRW、Art. 7 BayPrGなどの各州の出版法)。細かい点は州ごとに違い、ベルリンでは完全な住所の代わりに市町村名で足ります(eRecht24)。
番号
ISBNはMVBから。
法定納本
発行から1週間以内に2部をドイツ国立図書館へ(§ 14 DNBG)。州の納本図書館にも納めます。

オーストリア

記載事項
印刷物には、メディア所有者と製造者、発行地と製造地。住所は要りません(§ 24 MedienG)。
番号
ISBNはオーストリアのISBN機関から。
法定納本
このページでは扱いません。オーストリア国立図書館に確かめてください。

フランス

記載事項
印刷した本には、出版者、印刷所、印刷が終わった時期、ユーロ建ての価格、月と年を添えた「Dépôt légal」(BnF)。青少年向けの本には、Loi n° 49-956の記載も加わります。
番号
ISBNはAFNILから。
法定納本
BnFへ。オンデマンド印刷なら、サービス側が代わりに納本するか確かめてください(BnF)。

スペイン

記載事項
印刷した本には、法定納本番号をISBNと同じ紙葉に(Ley 23/2011)。BOEで廃止と表示されていない1966年の出版法も、すべての印刷物に印刷所の名称・住所と印刷地・印刷年を求めていますが(Ley 14/1966第11条)、今も本に適用されるかははっきりしません。
番号
ISBNはAgencia del ISBNから。法定納本番号は地域の窓口から(バスク地方では、DLではなくLGで始まります)。
法定納本
番号を出す地域の窓口を通じて。電子書籍には番号がなく、求められたときに出版者が提出します(Ley 23/2011第8条2項)。

メキシコ

記載事項
「D. R. ©」と権利者の氏名・住所(省略なし)・年、出版者の情報、ISBN(LFDA第17条・第53条)。印刷物には印刷所の情報も(第54条)。
番号
ISBNは、メキシコのISBN機関であるINDAUTORから。
法定納本
このページでは扱いません。メキシコの国立図書館に確かめてください。

ブラジル

記載事項
書名と著者、翻訳なら原題と訳者、発行年、出版者を各部に(Lei 9.610第53条)。さらにISBNと目録カード(ficha catalográfica)が必要です(Lei 10.753第6条)。
番号
ISBNはCBLから。目録カードは、CRBに登録した図書館員が作ります。
法定納本
30日以内に国立図書館財団へ。印刷版は2部以上、電子書籍はPDF/Aのファイル1点で、両方の形態で出すなら両方です(IN FBN 001/2026)。

トルコ

記載事項
印刷物には、印刷地と印刷日、出版者と印刷所の名称と事業所の住所(Basın Kanunu第4条)、それぞれの証明書番号(Sertifika Yönetmeliği)。
番号
証明書は文化観光省から、ISBNは同省の図書館局から。KDPはトルコ語の本を扱っていません。
法定納本
納本法(6279号)による納本と、販売するすべての部数へのバンドロール(FSEK第81条)。

「その他の国」を選ぶと、作成ツールは慣例の行だけを入れます。その国の国立図書館とISBN機関に確かめてください。多くの国に法定納本があり、印刷した本に発行者などの記載を求める国もあります。

ISBN・日本図書コード・CIP:どこに何を載せるか

番号ごとに、出すところが違います。

どの国にも共通するのはISBNだけです。ISBN Users' Manualは、ISBNを扉の裏(欧米の著作権表示ページ)に、「ISBN」の文字に続けて形態ごとに1行ずつ載せるとしています。日本では、日本図書コード管理センターが奥付に載せるよう求めています(利用の手引き)。

2007年から、ISBNはすべて13桁で、最後の1桁はチェック数字です。作成ツールは入力中に計算し直し、打ち間違いを知らせます。

日本では、ISBNを付けることは法律上の義務ではありません。ISBN利用の手引きも、発行する書籍に必ず付けなくてはならないという法的な規則はないとしています。作成ツールが扱う国で、法律がISBNの表示を求めているのはブラジルとメキシコだけです。

ほかの番号は、図書館などの機関だけが出せるものです。届いたとおりに載せ、自分で作った番号や、発行元以外から買った番号は載せないでください。

ISBN

各国のISBN機関から。日本は日本図書コード管理センター、米国はBowker、英国はNielsen、ドイツはMVB、フランスはAFNIL、ブラジルはCBLです。KDPの無料ISBNはKDPでしか使えず、KDPのヘルプでは出版社が「個人出版」と表示されると説明しています。

日本図書コード・書籍JANコード

書店の流通に使う記号とバーコードで、奥付ではなく、カバーや裏表紙など本のいちばん外側に表記します。値段をつけて売る本だけのもので、電子書籍には不要です(利用の手引き)。

LCCN(米国)

米国議会図書館の管理番号。出版前にPCNプログラムで割り当てられ、自費出版でも申し込めます。「Library of Congress Control Number: 2026012345」のように印刷します。

CIP(米国)

米国のCIPデータ(出版時書誌情報)を作れるのは米国議会図書館だけで、そのCIPプログラムは自費出版を受け付けていません。一部の会社が売る「P-CIP」は、議会図書館のCIPではありません。

英国図書館のCIP(英国)

「A CIP catalogue record for this book is available from the British Library」は、英国図書館が記録を作った場合にだけ正しい文です。英国のある作成ツールは最初からこの文を入れていますが、このツールは入れません。

目録カード(ブラジル)

ficha catalográficaは、Lei 10.753がISBNとともに求める目録カードです。CRBに登録した図書館員が作り、その番号を下に添えます。作成ツールは貼り付けられたものを枠に入れるだけで、自分で作ることはありません。

法定納本番号(スペイン)

「DL M 12345-2026」のような番号で、地域の窓口が出し、ISBNと同じ紙葉に載せます(Ley 23/2011)。作成ツールは、法定の形式になっているかを確かめます。

KDPで出す本の奥付

Amazonが求めること、求めないこと。

KDPは、著作権表示ページを求めていません。KDPのヘルプには、著作権ページを含める必要はなく、ページを入れても出版に必要な権利を持っていることの証明にはならないと書かれています(著作権のガイドライン)。

入れる場合の位置について、書式設定のヘルプは欧米式の著作権ページを想定し、「常にタイトル ページの後の最初の左側のページ」に、ページ番号や見出しを付けずに置くとしています。奥付には触れていません。

KDPは著作権ページを求めていないので、日本の本の慣例どおり巻末に奥付を置いてもかまいません。扉の裏に置くこともできます。ISBN利用の手引きにも、位置の決まりはありません。

Amazonが求めないことと、法律が求めないことは別です。ドイツの著者がKDPで出すペーパーバックはドイツで発行される印刷物なので、州の出版法により、著者と印刷所の氏名・住所を載せたインプレッサムが必要です。日本には、奥付を求める法律はありません。

KDPの無料ISBNはペーパーバックに付けられますが、KDP以外では使えません。KDPが米国のISBN登録機関Bowkerに、出版社名「個人出版」で登録します。日本のISBNではないので、奥付の4項目の決まりはかかりません。

電子書籍はISBNなしで出版できます。KDPは、日本語の本のハードカバーに対応していません(ISBNと出版社とは)。

AIで生成したテキスト・画像・翻訳は、本の中ではなく、KDPの出版の手続きで申告します。AIアシスト(AIの補助を受けて自分で書いたもの)は申告不要です(コンテンツガイドライン)。

EUの製品安全規則(GPSR)について、KDPのサポートは、KDPが印刷する本には何も加える必要はないと回答しています。EUで印刷版をご自身で販売するなら、製造者の連絡先を本に載せる必要があり、作成ツールでも追加できます。

奥付の注意書き:断り書き・AI学習禁止・AI使用の表記

それぞれ法律上何ができて、何ができないか。

奥付に入れる行のうち、実際より効き目があると思われがちなものが3種類あります。それぞれ、法律上どこまで意味があるのかを説明します。

断り書き

「この物語はフィクションです……」は、本の種類を示すものです。実在の人物だとわかる場合に、名誉毀損やプライバシー侵害の訴えを防げるわけではありません。回想録の「一部の人名や個人を特定できる情報を変更しています」は実際に変えた場合だけ正しく、「専門家の助言に代わるものではありません」は健康、お金、法律などの実用書に向いています。

AI学習の禁止(日本)

著作権法第30条の4は、AIの学習のような情報解析を、表現を享受する目的がなく、著作権者の利益を不当に害しない限り、許諾なしに認めています。文化審議会の小委員会の考え方では、反対の意思を示すことそれ自体で対象外になるとは解釈しにくいとされています。奥付の「AI学習禁止」は意思表示です。

AI学習の禁止(米国)

「No part of this book may be used or reproduced in any manner for the purpose of training artificial intelligence technologies or systems」は、Penguin Random Houseが2024年から載せ始めた文です。米国にはこれに効力を与える法律がなく、意思を記録するだけで、読者がライセンス条件として同意したものでもありません。

AI学習の禁止(EU)

EUでは効力を持ち得ます。権利者は、著作物のテキスト・データマイニングへの利用を留保(オプトアウト)できます(EU指令2019/790第4条第3項、ドイツでは§ 44b UrhG)。オンラインのものは機械可読な形での留保が必要なので、電子書籍ではページだけでなくメタデータにも設定してください。

AIを使ったと書くか

任意です。KDPは出版時に、AIで生成したテキスト・画像・翻訳について尋ねます(KDP)。EUのAI法第50条の表示義務は、公共の関心事について一般に知らせるために公開されるテキストが対象で、人が確認して編集上の責任を負うテキストは対象外です。小説は当てはまりません。

奥付と著作権表示のよくある誤解

テンプレートや解説によくある、法律上は誤った説明。

この作成ツールを作る前に、英語の著作権表示ページの解説と作成ツールを27件読み、日本の奥付の解説も確かめました。誤解されやすい点と実際の決まりを並べます。この作成ツールと奥付テンプレートは、こうした誤りをすべて避けています。

  • よくある説明

    「本には必ず奥付が必要」

    実際は

    日本では、奥付の法律上の義務は1949年になくなりました。日本のISBNを使う本では、日本図書コード管理センターが4項目を求めます。米国と英国にも著作権表示ページを求める法律はなく、KDPも求めていません。

  • よくある説明

    「©の年は、著作権を登録した年」

    実際は

    ©の年は最初に発行した年です(17 U.S.C. § 401)。日本では、著作権は登録しなくても生じます(著作権法第17条第2項)。

  • よくある説明

    「奥付や©表示で、著作権が守られる・登録される」

    実際は

    著作権は奥付と関係なく生じ、文化庁への著作権の登録は別の手続きです。ISBN利用の手引きも、奥付の©や注意書きは権利関係を担保しないとしています。

  • よくある説明

    「無断転載禁止と書けば、引用もできなくなる」

    実際は

    公正な慣行に合い、正当な範囲で行う引用は、注意書きがあっても許諾なしにできます(著作権法第32条)。作成ツールの注意書きも「著作権法上の例外を除き」としています。

  • よくある説明

    「CIPブロックを入れる」

    実際は

    米国議会図書館が作ったものだけです。自費出版は対象外で、有料の「P-CIP」はCIPではありません。

  • よくある説明

    「AI学習禁止と書けば、AI学習を止められる」

    実際は

    日本では、反対の意思表示だけでは著作権法第30条の4の対象から外れないとされています。米国では意思の表明にとどまり、EUではテキスト・データマイニングの留保になりますが、オンラインのものは機械可読な形でなければ効力がありません。

  • よくある説明

    「KDPの本にはGPSRの記載が必要」

    実際は

    KDPのサポートは、KDPが印刷する本には何も加える必要はないとしています。

  • よくある説明

    「KDPの本には『Printed in Japan』と入れる」

    実際は

    オンデマンド印刷は注文に応じた場所で刷られ、KDPは複数の国で印刷しています。どこで刷られるかわからないなら、入れないでください。日本の印刷所で刷った本なら、正しい表記です。

奥付の位置:日本は巻末、欧米は扉の裏

KDPのヘルプ、ISBN利用の手引き、電子書籍の場合。

日本の本では、奥付は巻末に置くのが慣例です(コトバンク「奥付」)。書名、発行日と版・刷、著者などの関係者、発行所、ISBNを、枠で囲んでまとめた形がよく見られます。奥付テンプレートで日本を選ぶと、プレビューは巻末用の枠つきの形になります。

日本図書コード管理センターは位置を決めておらず、「巻頭もしくは巻末の扉(表1裏、表4裏等)など、わかりやすい位置に」載せるよう求めています(利用の手引き)。

欧米の本は、著作権表示ページを扉の裏、つまり扉の次の左ページに置きます。ノンブルや柱は付けず、小さな文字で、ページの下寄りに組むこともよくあります。KDPのヘルプも同じ位置を示し、ISBN Users' ManualもISBNをここに載せるよう求めています。

電子書籍では、扉の次に置く本も、巻末に置く本もあります。作成ツールでコピーしたHTMLは、EPUBの1セクションとしてそのまま使えます。プレビューと出力は横書きなので、縦書きの本では、コピーした文字を縦組みのページに流し込んでください。

奥付から本の完成まで

最後に作るページから、本そのものへ。

まだ書いている途中なら、Story-AIの本の執筆機能が、アイデアから章立て、各章の執筆まで進め、印刷用の本文PDFとEPUBまで作ります。

書誌情報のステップでは著作権表示ページのひな形を作り、印刷用PDF、EPUB、Wordのエクスポートに入れます。このページで作った奥付は、書誌情報のステップに貼り付けて使えます。ただし本の執筆機能では、このページは扉の裏に入り、組版は横書きだけです。ISBN利用の手引きでも、巻頭に置くことが認められています。

ほかにも無料のツールがあります。背幅と表紙のサイズはKDP表紙サイズ計算ツールで、ページ数は小説の文字数をページ数に換算するツールで計算できます。書名に迷ったら、小説タイトル作成もどうぞ。

本を書き始める

奥付テンプレートと書き方のよくある質問

奥付は必要ですか?

法律上は必要ありません。奥付を義務づけていた出版法は、1949年に廃止されました(コトバンク)。ただし日本のISBNを使う本では、日本図書コード管理センターが書名・発行所・発行所の連絡先・ISBNの記載を必須としています(利用の手引き)。KDPも、著作権表示ページを求めていません。

奥付に書く項目(必要事項)は?

日本図書コード管理センターが標準として挙げるのは、書名、著者名、発行日、発行所、発行所連絡先、発行人、発売者、ISBN、©表記、無断複製禁止などの注意書きの10項目です。このうち978-4のISBNを使う本で必須なのは書名・発行所・発行所連絡先・ISBNの4つです。発行人、©表記、注意書きは任意で、順番も自由です。発行所と発売元(流通の責任を担うところ)が違う場合は、両方の名称と連絡先を載せるよう求めています(利用の手引き)。作成ツールに発売元の欄はないので、コピーしたあとで書き足してください。上の奥付テンプレートに日本のISBNを入れると、この4項目に印がつきます。

奥付テンプレートは無料ですか?

無料で、アカウント登録も要りません。作成ツールはブラウザーの中だけで動き、入力した名前や住所はどこにも送信されません。

奥付テンプレートをWordで使えますか?

使えます。作成ツールの「Word(.docx)」で、入力した内容をWordファイルとしてダウンロードできます。テキストファイルのダウンロードと、電子書籍用のHTMLのコピーもできます。

英語の奥付テンプレートはありますか?

あります。日本を選んだまま「本の言語」で英語を選ぶと、奥付の各行が英語になります(「Published November 2, 2026 (first edition, first printing)」「Author: …」「Publisher: …」など)。米国や英国から出版する本なら、その国を選ぶと、扉の裏に置く英語の著作権表示ページになります。

奥付テンプレートの注意書きには、何が入りますか?

無断複製の注意書き(「本書の無断複製(コピー、スキャン、デジタル化等)は、著作権法上の例外を除き禁じられています。」)と、本の種類に合わせた断り書き(小説なら「この物語はフィクションです。…」)です。AI学習を禁じる一文も加えられますが、日本の法律上は意思表示にとどまります。二次創作であることの断り書きなど、ほかの注意書きは、コピーしたあとで書き足してください。

発行日と「初版第1刷」の書き方は?

「2026年11月2日 初版第1刷発行」のように、日付と版・刷を並べます。同じ内容を刷り増したら「第2刷」、内容を改めたら「第2版」です。作成ツールでは、「版」と「刷」に数字を入れるとこの行が変わります。版を改めるときは、ISBNも新しくなります(利用の手引き)。増刷した本では、最初の「初版第1刷発行」の行と、今回の刷の行を並べるのが一般的です。作成ツールは今回の1行だけを作るので、最初の行はコピーしたあとで書き足してください。

奥付の発行者と発行所の違いは?

発行所は本を出す出版社や個人の名前で、所在地と連絡先を添えます。978-4のISBNを使う本では、出版者登録の名称で書く決まりで、レーベル名では書けません。発行者(発行人)は発行所の責任者で、出版社なら代表者名などを書き、記載は任意です。自費出版なら、どちらもご自身です(発行所は屋号やサークル名でもかまいません)。作成ツールは、発行者と発行所が同じ名前になるときは、発行所の行だけを入れます。

奥付に本名や住所を載せる必要はありますか?

日本の法律には、奥付に本名や住所を求める決まりはありません。著作権法は、実名か、広く知られたペンネームなどが通常の方法で表示されている人を著作者と推定します(第14条)。978-4のISBNを使うなら、登録した名称と連絡先を書きます。登録情報は国際的に公開され、バーチャルオフィスでは登録できません(利用の手引き)。

同人誌の奥付の書き方は?

決まった書式はありません。よく見かけるのは、書名、発行日、サークル名とペンネーム、連絡先(メールアドレスやWebサイト)、印刷所です。奥付テンプレートでは、サークル名を「発行所名・サークル名」の欄に入れ、印刷所に頼んだら「印刷」で「印刷所を指定」を選びます。イベント名は、コピーしたあとで書き足してください。

奥付はどこに入れますか?

日本の本では巻末が慣例です。日本図書コード管理センターは位置を決めておらず、巻頭でも巻末でも、わかりやすい位置に載せるよう求めています。KDPの書式設定のヘルプは、欧米式の著作権ページをタイトルページの次の左ページに置くとしています。

ISBNがない本の奥付はどう書きますか?

奥付テンプレートからISBNの行がなくなるだけで、ほかは同じです。日本では、ISBNを付けることは法律上の義務ではありません。KDPでは、電子書籍とぬりえ・ノートのような「コンテンツが少ない本」はISBNなしで出版でき、ほかのペーパーバックには無料のISBNを取得するか、ご自身のISBNを使います(KDPヘルプ)。

KDPの無料ISBNで、奥付はどう書きますか?

ほかのISBNと同じように、1行で載せます。無料ISBNはKDPがBowker(米国のISBN登録機関)に登録するもので、出版社名は「個人出版」と表示されます(ISBNの取得)。日本のISBNではないので、奥付の4項目の決まりはかかりません。KDP以外では使えません。発行所には「個人出版」ではなく、ご自身の名前か屋号を書きます。作成ツールは、自分で発行する本の発行所に「個人出版」と入力されても、著者名に置き換えます。

同人誌や自費出版の本も、国立国会図書館に納本が必要ですか?

個人の自費出版物も、頒布用に相当の部数を作れば納本の対象で、100部が目安です。ISBNのない本も対象ですが、ホチキス留めのような簡易な綴じのものは対象外です。オンデマンド出版については、代償金の基準を「15部が実際に頒布(販売)されたこと」としています(個人からの納本)。発行の日から30日以内に1部で、義務を負うのは著者ではなく発行者です。同館のページは同人誌を名指ししていないので、迷ったら問い合わせてください。

電子書籍も納本が必要ですか?

個人が出版した電子書籍も、ISBNが付いているか、PDF・EPUB・DAISYで作られていれば、オンライン資料として国立国会図書館への納入の対象です。無償でDRMなしのものは2013年7月1日以降、有償またはDRM付きのものは2023年1月1日以降に出したものが対象です。出版者と電子書店が違えば、原則として出版者が納入します。対象外の資料もあります(オンライン資料の収集)。

奥付の定価は税込みで書くべきですか?

奥付に定価を載せる決まりはなく、作成ツールでも任意の行です(電子書籍だけの本には入りません)。消費者に価格を表示する事業者(免税事業者を除く)には、税込価格を示す総額表示の義務があります(消費税法第63条)。ただし財務省の考え方では、商品に税抜価格しかなくても、挟み込むカードなどで税込価格がひと目でわかればよく、通信販売ならサイトの表示で足ります(財務省)。

「AI学習禁止」と奥付に書けば効果はありますか?

日本では意思表示にとどまります。著作権法第30条の4は情報解析などの利用を原則として許諾なしに認めていて、反対の意思を示すことそれ自体で対象外になるとは解釈しにくいとされています(AIと著作権に関する考え方について)。EUではテキスト・データマイニングへの利用の留保になり、オンラインのものは機械可読な形も必要です(EU指令2019/790第4条第3項)。

AIを使ったことを奥付に書く必要はありますか?

奥付に書く義務はありません。KDPは、出版の手続きでAI生成コンテンツについて尋ねます。EUのAI法の表示義務は、小説には及びません。それでも書きたい場合は、作成ツールで任意の一文を加えられます。

未管理著作物裁定制度と奥付は関係がありますか?

2026年度から、権利者の意思が確認できない公表された著作物を、文化庁長官の裁定で利用できる制度が始まりました(著作権法第67条の3)。文化庁の解説では、「無断複製禁止」などの利用ルールや、利用の協議を受け付ける意思と連絡先が示された作品は対象外で、確かめる場所の例に「書籍の奥付」が挙がっています。協議の意思を示さない連絡先だけだと、14日間応答がなければ対象になり得ます(文化庁)。

出典

2026年11月2日〜3日に確認しました。法律上の助言ではありません。ご自身の本については、国立図書館、ISBN機関、弁護士などの判断を優先してください。