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実践ガイド8分で読めます

AIで作った物語をオーディオブックにする方法

Story-AIチーム
開いた本から音の波が流れ出し、ヘッドホンへと届くイラスト

オーディオブックは出版の世界でいちばん伸びている形式です。そして音声読み上げの進化で、最後の壁もいつの間にかなくなりました。スタジオもナレーターも予算も、もう必要ありません。このガイドでは、書き上げた物語を1時間以内に聴きやすいMP3にする4ステップの手順を紹介します。ほとんどの人が飛ばしてしまう、台本を整えるステップも含めて解説します。

物語に声を与える理由

文字だけの物語が届くのは、座って読む時間がある人だけです。音声版もあれば、通勤中の人、寝る前の子ども、語学を学んでいる人、そして読むより聴くほうが好きな人にも届きます。AIストーリー生成で手早く下書きを作っている書き手にとって、音声は同じ作品からもう1つの形式を生み出すいちばん安上がりな方法です。

届く範囲:読者と聴き手の両方に
< 1時間
完成原稿からMP3まで
$0
スタジオ・マイク・ナレーターは不要

4ステップの手順

4ステップの手順:物語を書く、台本を整える、音声読み上げでナレーションする、音声を公開する

各ステップが次のステップにつながっています。完成した音声の質は、声を生成する前のステップ2でほぼ決まります。だからこそ、私たちはそこにいちばん時間をかけています。

ステップ1:まず物語を完成させる

ナレーションにすると、文章の弱さがはっきり表れます。紙面なら読み飛ばす一文も、音声では聴き手の注意をまるまる8秒奪います。声のことを考える前に、原稿が本当に仕上がっているか確かめましょう。

  • 最終稿を自分で声に出して読みます。自分がつっかえる箇所では、ナレーターもつっかえます。
  • 読者には必要でも聴き手には不要な動作の描写(「彼女は顔を上げて言った」など)を削ります。
  • 会話文につける「〜と言った」はシンプルに。「言った」は音声では気になりませんが、「息を切らして叫んだ」は耳に残ります。
  • 1章あたり1,000〜3,000語(日本語で約1,800〜5,400文字)を目安にします。自然な速さで読むと、音声で約7〜20分です。

ステップ2:ナレーション用の台本を整える

「機械が生成した」ように聞こえる音声と、きちんと制作されたように聞こえる音声を分けるのがこのステップです。音声読み上げエンジンは渡されたテキストをそのまま読むので、目で見て初めて意味が通じるものはすべて取り除く必要があります。

整える前と後:Markdownや略語が残った物語の原文と、整えたナレーション用の台本の比較

取り除くもの

  • Markdownの記号:#*_>
  • ***---などの場面転換の記号
  • エンジンがそのまま読み上げかねない略語や記号:「Dr.」「(株)」「(笑)」
  • 会話文の中の数字(「3:45」→「三時四十五分」)

加えるもの

  • 読み上げる章タイトル:「第三章。」
  • 造語の名前や読みにくい名前は読みどおりのかな書きに(「紅鴉」→「べにがらす」)
  • しっかり間を取りたい箇所には句点を。「……」の扱いはエンジンによってばらつきます
  • 段落の間に空行を1行。多くのエンジンは、そこを息継ぎとして扱います

近道:Story-AIで物語を生成するなら、プロンプトに「プレーンテキストのみ、Markdownは使わない、数字は漢字かかなで書く」と加えておきましょう。この作業の大半を省けます。

ステップ3:ナレーションを生成する

次に、台本を音声読み上げツールに貼り付けます。私たちはこのステップでAnySpeechを使っています。貼り付けたテキストをブラウザ上で自然な音声に変換でき、声と言語の種類も豊富で、音声ファイルとして書き出してダウンロードできます。オーディオブックづくりに必要なのは、実のところそれだけです。どのツールを選んでも、大事な設定は変わりません。

ナレーターは自分の好みではなく、物語に合わせて選びます。子ども向けの物語には温かみのあるやや高めの声、スリラーには低めで落ち着いた声が合います。決める前に、同じ段落を3種類の声で聴き比べましょう。

速さ

標準の速さはアナウンス向けに調整されていて、物語には向きません。0.9倍くらい、1分あたり約150語(日本語で約270文字)まで落とすと、聴き手が場面を思い浮かべられます。

分割

1冊をまとめて生成せず、1章ごとに1ファイルで生成します。書き出すファイルが小さく済み、修正部分の録り直しも手軽になり、章の区切りも自然にできます。

公開する前に、生成した音声を通常の速さで一度通して聴きましょう。名前の読み間違いや不自然な間は、会話文や造語のまわりに集中します。エンジンと格闘するより台本(ステップ2)で直し、その章だけを再生成してください。

ステップ4:公開する

章ごとの音声ファイルがそろえば、配信先の選択肢はほかの音声コンテンツと変わりません。

配信先向いている用途形式
自分のサイトやニュースレター読者と直接つながるMP3を埋め込み
ポッドキャスト(Spotify、Apple)連載小説。1章を1エピソードにMP3、1エピソード1ファイル
静止画の表紙を付けたYouTube検索から見つけてもらうMP4(音声+画像)
寝かしつけ・子ども向けアプリ短い物語、くり返し聴く用途MP3、15分未満

権利について一点だけ注意があります。AIで生成したテキストを使う場合は、音声を販売する前に、使った生成ツールの利用規約を確認してください。Story-AIで作った物語の権利はご自身に帰属しますが、すべてのツールがそうとは限りません。

まとめ

  1. 物語を完成させ、一度声に出して読む。
  2. Markdownを取り除き、名前は読みどおりに書き、数字は漢字かかなで書く。
  3. 各章をanyspeech.ioなどの音声読み上げツールに貼り付け、声を1つ選び、0.9倍ほどに速さを落として書き出す。
  4. 聴き手がすでに集まっている場所で、1章ずつ公開する。

まだ物語がありませんか?無料のAIストーリー生成から始めて、下書きができたらこのガイドに戻ってきてください。

Story-AIチームについて

Story-AIは、独立して運営している小さなサービスです。これらのガイドは、Story-AIの開発者が、AI小説・物語ジェネレーターを作るなかで学んだことをもとに書いています。

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